[XIV] もうだめだぁ……おしまいだぁ

注意
XIV 暁月のネタバレです。

月に残ってレポリットたちにヒトのことをもっとよく知ってもらったり、アーテリス脱出のための環境を整えたりする役目をウリ氏と争っていたらサンクレッド氏に引きずられて無理矢理地上に降ろされたでござる。
ウオオいやだッ、わしは月にいたいんだッ! 離せッ!

しかし ―― 月はハイデリンの作った移民船だったんだ! とか、かわいいレポリットたちがいるよ! とか。こんな突拍子もない話をよくみんな信じますね。
話すエモ → カメラがパンする → 暗転 → 「なるほど……」と全員納得。ええんか。

のち、レポリットたちから信号を受け取った哲学者議会が星からの大撤収をカミングアウト。……自分たちだけ逃げる、という邪悪なムーブのために黙ってたわけではなかった。疑ってごめん。
しかし。ミニマムあるけどどうしたって規模に限界のある脱出船や残された時間を鑑みるに ―― “選別”はなされるよねー……。んでその選別はシャーレアンがするんだよね? だって船作ったの自分らだし?
270 年前の時点で各国に話して、とかは出来なかったのか。

そしてサベネア島に終末の災厄が訪れる。おお見よ! 空は燃え、ひとは深い絶望から悍ましき獣に転じ、同胞を、稚き子を、己が愛したものを! 唯々貪るのだ! さらに絶望は伝播し隣人をも獣に落とす……。
嗚呼 ―― もうだめだぁ……おしまいだぁ!

ひとが獣に転じるとき、エーテルは腐り落ちる。
じゃあ活動に必要なエネルギーはどっから?  → アーカーシャ、すなわち想いが動かす力では、とはニッダーナ chan 。かわいい。
でも。“想いが動かす力”とやらは散々リミットブレイクなどで体感しててるので信じられるとして。なぜ終末の災厄では負の感情だけに反応する?
……負の感情だけに反応するアーカーシャを、星の外から、天脈の薄い箇所を狙って送りつけてるナニカ、が居る……?

アーカーシャと言えば。
ハイデリンに手渡された花がその想いに反応するものだった。
月の監視者によると、名はエルピス。古代人の時代に存在した模様。
であれば古代人にその力について聞きたいところだけど、もはや“オリジナル”は息も絶え絶えのハイデリンのみ。
とあと、第一世界のクリスタルタワーに閉じ込められたエリディブス。

彼曰く、エルピス = 創造魔法によって生み出された生命の実験場だった、と。所長はオリジナルのファダニエル = ヘルメス。終末の災厄と天脈の関係に気付いたのも同じくヘルメス。彼がアーカーシャや終末について何か知っていたにせよ、エルピスも終末によって破壊され残骸すら ――

いや……君はエルピスにいた……。
私はそれを……見た覚えがある……。
おかしい、そんなはずはない……。
この記憶の断片は、なんだ……?

えっ……⎛゚Д゚⎞ その記憶なに……?

そして。続いていく冒険は、覚えていろと言った彼の生きていた時代にまで到達する。