[蹴] 王様システム

Qatar 2022™ 、Semi-final 2 試合。

ARG 3-0 CRO

2 試合連続延長 PK のクロアチア、さすがに疲れが。
リヴァコビッチのイエロー & PK は ―― うーん。あれは自分がレフェリーならノーファウルで流しますね。アルバレスはぶつかる前にシュートを終えていたし、それが短かかったからクリアされたんであって決定機の阻止には当たらない。リヴァコビッチは GK の職務としてシュートコースをふさいだだけで、そこにアルバレスが突っ込んできた。避けようもない。
この 1 点で試合の流れがアルゼンチンに傾いてしまいました。
メッシ、きっちり上に強いボールを蹴ってましたな。遠藤選手に影響されてか日本だとコロコロ PK 流行ってるけど基本は読まれても止められないコースに強く蹴る、です。現役のみんなはちゃんと PK 練習しようね。自チームの GK のためにもね。
2 点目、アルバレスのマンガみたいな 60m 独走はもうお手上げです。あんなのどうしろってんだ。
3 点目もアルバレス。この選手がマンチェスター・シティでは控えだと言うね。それ以上の怪物ハーランドが居るから仕方ないとは言え。
中断明け、グアルディオラ監督は 2 トップを選択するのか、放出か。

FRA 2-0 MAR

相変わらずグリーズマンすげえ。アトレティコでは今後 MF として起用されるんじゃね……? あのボール回収率は中盤で使わないのもったいないレベル。しかもプレース蹴れるし、点も取れるし。バルサ移籍失敗で値下がっちゃったけどまた高騰しそうね。
2 点目のコロ・ムアニ、細かくポジションを修正してて巧いなーと。わざと視界に入って“居る”と思わせて、ちょいと背後回って、でも腕に触ってそんな離れた場所にいないことをアピールし、安心させといて最後の最後でぬるっと。これぞ FW 。DF としてはああいうのが一番キツい。
モロッコも波状攻撃してる間に 1 点取っていれば可能性あったと思うんだけど。

Final 、ARG - FRA 。
どっちも 3 回目の優勝がかかってて、どっちも基本“王様システム”採用。アルゼンチンはメッシ、フランスはエムバペ。
ポゼッション、ゲーゲンプレスからのショートカウンター、日本代表が採用する「ポゼッション? それ勝ち負けに関係あるの?」の専守防衛リトリートサッカー、など数多の戦術が展開され ―― 最後に残ったのは古き良き王様システム。
王政ではない日本じゃ絶対に真似出来ないところではありますが。