[なろう][感想] 感想を言う権利

『なろう』に小説上げてる弊社キッズのお兄さん、戴いた感想というか悪口でややヘコんでいらっしゃるようで。
ヘコんだり、「うぜー」と思ってしまう可能性が僅かでもあるなら受け付けないほうがよろしい、とは思うけど ―― 読者とのコミュニケーションも楽しいし、モチベーションになると。ふむ。

どうやら世の中には、第三者からの感想や評価が励みになる人と、そうでないひとがいるようで。
わしは後者なので感想 = モチベになる、がよく判りません。
感想をもらったとしても、それで何かを変えられるほど器用にできてない。期待や希望には添えぬであろう申し訳なさや恐れの方が先に来ます。
ネガティブにんげんですみません。

また、自身の書いた感想によって、応援したいと思っていた表現者の軸がブレてしまう可能性もある。これは双方にとって不幸では。
つまり、感想が貰えない = こちらがより自然な状態ではないか。
しかしいまの世は事ある毎に感想を求めてきます。あまりにも求めてくるので、ひとつひとつの感想が軽くなりがちなのはこれはもう致し方ありません。このことが感想の価値の低下を招いていると言っても過言ではないでしょう。

感想を言ってはいけない。
言わせてもいけない。
聞いてはいけない。
聞かせてもいけない。
己の感想を第三者に開陳 = 第三者の思想の自由を奪うことと同義であり、刑事罰の対象となる。
そう、この国では一般市民が感想を述べてはならない。読書感想文などもってのほかだ。先日、こっそり過去に消え去った読書感想文なるものを指導した教諭がいたが、翌日には消えていた。
感想を述べることが許されるのは、感想開陳権を持つ国中枢の十人のみ。彼らの感想こそが常に正しい。もちろん、感想に感想を述べてはならない。疑ってはならない。彼らの感想に従って我々は粛々と生きるのだ……!

みたいな小説を書いてますがどうか。
でも既に書かれてそうな話だよね。
ていうか感想開陳権ってなんだ。

引き続き体調不良中。しばらく短め更新になります。