[Film] 『マイ・バック・ページ』の感想

映画『マイ・バック・ページ』のネタバレを若干含みます。

1,000 円の日なので映画へゴー。
平日で、かつ TOHO 上大岡で『マイ・バック・ページ』は現在 21:50 からの上映。客はわしとあと 1 人だけ。

座席

お客さん少ないと判ってても絶対 A2 とか、最前列の一番端の席に座るわし。
一般的に最も避けたい席だし誰も来ないから気楽で良いのです。

マイ・バック・ページ [★★★★☆]

1971 年に起こった朝霞自衛官殺害事件に於ける、犯人蔵匿・証拠隠滅の罪で逮捕され執行猶予判決を受けた川本三郎氏の自伝的作品が原作。主人公・沢田(妻夫木聡)はイコール川本氏。
なので全てのセリフが重い。実際に体験した事だろうからやたら重い。

梅山(松山ケンイチ)の「俺を本物にしてくれ」「もう少しで俺達は本物になれるんですよ」がこの作品の全て。
劇中で再三、様々な人から、じゃあその本物って何だ? と問われるのだけど梅山は一度も答えない。あるときは「キミは敵か?」と恫喝し、あるときは「軽蔑しました」と逆ギレし、あるときは「大丈夫だから。お前のために世界を変えたいんだ」と耳元で囁きうやむやにして押し倒す。そこにあるのは焦りだけ。若いオトコ特有のなんだかよく判らない焦り。世界のどこかで起こってる紛争の映像を見たりすると今でも沸き起こるあのカンジ。
この薄っぺらさを、ベテランの記者達はすぐ見抜き ―― 全共闘運動をただ見てるしかできなかったと言う負い目があり、ジャーナリストとしての経験も浅く、感情移入しやすい沢田は見抜けなかった。いや信じていたかった。彼も本物になりたかったから。本物が何かも判らず。

おそらく梅山は、「爪痕を残し」さえすればあとは誰かがやってくれると思ってた。それで自動的に本物になれる。自決して他をアテにした「三島由紀夫に追いついた」と言ってる事からもそれは判る。だから“その先”を問う者は敵だった。「爪痕を残」す事が最大かつ最終的な目的なのに、何を言っているのかと。そう本気で思ってるから性質が悪い。肝心なことは他力頼り。
捕まった瞬間から保身が最優先となったので仲間を売るのも当然。
彼に詐欺師の才覚か、もしくはカリスマ性が僅かでもあったら、とちょっと考えてしまいます。
そしてそんな痛々しい男を松山ケンイチ氏好演。ほんと上手いですねこのひと。持論を語るドヤ顔と声で「ああ薄っぺらいな」と判るし。捕まってからのお芝居も見事。言ってることは無茶苦茶だけど、そこに開き直りというような印象は全くなし。嘘だけど騙そうとはしてない、っていうトーンで次から次に言葉が出てくる。

ラスト。「生きてるだけで」で沢田泣いちゃうけど、ここがもー実にイイ (*゚∀゚)=3
前フリからそういうラストになるんだろうな、と判るけど。それでもイイ。
取り繕った笑顔も、慌ててビールを流し込むところもイイ。
こちらも思わずもらい泣き。
あと「新聞がそんな偉いんですか!」を「偉いんだよ!」で一刀両断した三浦友和さんかっけー。
これが大人の社会だ! で一切の反論を許さない迫力があり。
写真を見せなかったのは最後の意地か。

実に完成度の高い作品でした。男性に特にオススメです。
もう一度くらい見てみたいけど ―― TOHO 上大岡だと 06/17 でおしまいかー。

[Film] 映画『もしドラ』の感想

以下、映画『もしドラ』のネタバレを若干含みます。

初動 1.8 億 / 316sc でどうやら苦戦中
……いやその前になんで前売りに握手券とか選挙権を付けなかったのか。それをやっても許される限られた素材でしょうに。ああもったいない。この映画の制作・宣伝責任者こそドラッカーに学ぶべき! 顧客が何を求めているか知るべき!!
そんな映画版『もしドラ』を見てきました。タダで。

もしドラ [★★☆☆☆]

2 アウト 1 塁 2 塁なのに、バッター打った瞬間ランナー走り出さない野球をわしは知らんです。走ってたら滑らなくても余裕でセーフだったよね。
あとアニメ版にもあった、2 塁埋まってるのに 1 塁ランナーのリードがやたら大きい件。あれは、野球知ってるヤツなら「は?」となる、ぶっちゃけ“意味のわからないこと”をやることで動揺と混乱を誘ってるみたい。確かに混乱しました。はい。
さらに言うと ―― エースのピッチングフォーム。重心上すぎ。見事に腕だけで投げており。膝汚れてないし。……いや、腕だけで投げて甲子園行けるんだから相当才能ある投手なのかもしれない。ああだから「このチームは強くなる」のか。高校野球なんて 90% 投手の才能で決まるもんね。
そんなエースピッチャー。決勝だったか、内角に実に良い球投げてたけど ―― あれは VFX かしら。1 球だけの。
明らかにピッチャーに打球当たってるのに全く気にしないキャッチャーも凄いスね。
もう一つ。出てくる投手ほぼ全員、モーションの途中で止まってるんだけど。これって今 OK なの? 球技大会で「投球動作止めんな」って審判だった野球部に言われた記憶あるんだけど。
バッティングも手だけで振ってる選手多く。前田さんとか、ゆうのすけとか。あとゆうのすけとか。
ゆうのすけは守備でも魅せてくれて、エラーしたあと棒立ち。ランナーの進塁状況を見るでも、ボールが逸れたときの事を考えてカバーに入るでもなし。ただボールをボケーっと追うだけ。高校まで野球やってきたヤツなのにまるでエラー慣れしてない。そんなエラー慣れしてないヤツを、一般的に一番守備の巧いヤツが担当するショートストップに置いた上、あんだけエラー繰り返されても外さない。このチーム野球の常識を打ち壊しすぎです。いのべーしょん;;

つってもまあ、わしの本職はサッカーなんでもしかしたらこれが今の高校野球のトレンドなのかもしれんですが。
個人的、見てて安心できたのキャッチャーの子と対戦相手と審判だけでした。
野球のシーンもぶつ切りぶつ切り。別々に撮って試合っぽく繋げただけ。臨場感は皆無です。

ストーリーはアニメ版とほぼ同じ。なので原作もほぼ同じなのでしょう。
ただ映画版はアニメ版と違い「夕紀(入院中のマネジ)はかなり弱ってる」という演出が入るので、唐突に思われるお涙頂戴劇にもそれほど違和感なし。唐突は唐突なんだけど。
セリフ別録りなのか、口の動きとセリフがあってないシーンが数ヶ所。
マシンの球打ってるの前田さんじゃないよね。
石塚さんと青木さんのシーン。あそこコメディ調にする必要あったの?
ラスト。前田さん全く泣いてない。その点、峰岸さんの方が芝居巧いス。
前田さんは動かないところは全く動かず、動くところはちょこまか動きすぎ。とても素人くさい。のはアイドルだから別にいいのか。
アニメ版ではよく判らなかった監督の性格。映画版ではしっかり方向付けがなされており○。

アニメ同様面白くなかったけど、見てない人に「そんな映画作るくらいなら被災地に寄付しろ」と言われるほど酷くはなかったです。映画としての体裁は整ってるし。
ただ、アニメにしろ映画にしろ、制作者が野球を知らなさすぎただけで。

[Film] 1ヶ月フリーパスポート

6,000 マイル到達

TOHO シネマズの会員サービス、シネマイレージのマイル(※有料で見た映画の本編上映時間 1 分につき 1 マイル貯まる)がとうとう 6,000 に到達しまして!
6,000 マイル貯めると何がもらえるのかというと ―― 1 ヶ月の間全ての映画がタダで(※ 3D 作品は追加料金が必要)見れちゃうという夢の『1 ヶ月フリーパスポート』。
……つまり 1 ヶ月間映画見放題なわけです! むしろ映画館で寝起きできます!(出来ません) うひよー (*゚∀゚)=3 これはもう魔法放題(© えふえふじゅうよん)どころじゃありませんね!
写真撮られるみたいだから交換する時はおめかしして行かなきゃ><

で、だからこそ交換時期はよくよく吟味しなければならんのです (`・ω・´)
マイルは獲得した翌年の 12/31 まで有効。つまり 2010 年中に貯めたマイルは 2011 年の 12/31 で有効期限が切れてしまいます。要するにチャンスは 6 月から 12 月の 7 ヶ月。その 7 ヶ月で、最も新作が多く投入される、もしくはわしの好みにあった作品が多く並ぶ期間にこのフリーパスポートを使いたい。
とりあえず予告編等から「見たい」と思った作品を列挙してみましょう。

06/11 『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』
06/24 『SUPER 8』
06/25 『アンダルシア 女神の報復』
07/08 『アイ・アム・ナンバー 4』
07/15 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
07/16 『コクリコ坂から』
07/23 『忍たま乱太郎』
07/23 『ロック わんこの島』
07/29 『トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン』
07/30 『カーズ 2』
08/06 『こち亀 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!』
08/06 『行け! 男子高校演劇部』
08/19 『カンフー・パンダ 2』
08/20 『うさぎドロップ』
08/27 『劇場版ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』
09/03 『監督失格』
09/16 『サンクタム』
09/17 『アンフェア the answer』
09/23 『モテキ』
10/01 『HAYABUSA』
11/05 『カイジ 2』

秋以降はまだ上映日未定の作品多数。
やはり 08 月に合わせるのが得策であろうか。涼めるし。
しかし夏はお子さまが多く……。わしだって(タダなら)ポケモン見たいのにー。
ヱヴァの Q の動きも気になるけど。Q 公開に合わせて前 2 作の再上映もありそうな。もしそれが 11 年中ならそこに合わせたい!
一番合わせたいのは『逆転裁判』だけど。来春かー。

6,000 マイル貯めるのにかかった期間:2010/07/29 - 2011/06/01 の 307 日。
TOHO シネマズで見た映画の総本数:57 本。
使ったお金:59,000 円。1 本あたり 1,035 円。
わりと簡単に貯まっちゃうものですね。
おまけ。わしの映画鑑賞履歴。興味のある方はどうぞ。