[本好き] ドラマガ世代

引き続き出張中。
けどこの日は相手さん都合で急きょ空き日に。
なので寝る前は「せっかくよその街に来てるんだから気分転換の為にもお外に出よう!」と思ってたんだけど ―― いざ起きたらお外出るなんてひどく面倒で億劫で結局お部屋とロビーとレストランでずっと『本好きの下剋上』読んでました。1 日中。アカン。
ただ、この生活も 9 日で終わりそうなのでもうちょっとだけ頑張りたい。

ネタがないのでこっから本のおもいで。

わしが本をたくさん読んでた時期って 1980 年代後半から 2000 年代前半。ドラゴンマガジンは創刊号から買ってました。ガメルたくさんもってたよ! ガメル連邦にも投稿載ってたよ!
その頃のわしは半ズボンの似合うかわいいショタっ子でお金もなかったし、宮崎の片田舎の市立図書館と国道 10 号線沿いのでっかい本屋さんを住処にして次から次に本を読む毎日。小学生に『羊をめぐる冒険』はややキツかった。
その後せっかく読んだ本の内容を忘れるのがイヤで、あらすじ & 知らない漢字 & 凝った言い回しをノートに書き留めるように。それらのノートは今も手元に残ってて、久しぶりに読んでみたんだけど ―― あらすじ書いてあるはずなのにストーリー全然判んなかった。
そう言えば当時のハヤカワ青背の漢字はやたら難しくて。

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この時覚えた漢字でいま大人としてなんとかやっていけてる気がします。
なお↑『虎よ! 虎よ!』の内容は当然ほとんど覚えてません。あらすじノート読んでも意味不明。でもたしか ―― 主人公の乗る宇宙船が大破 → 救出を待つ身だったところに通りかかった船が素通り → 復讐してやる、だった気がしますがどうか。年齢と技能が切り離されてるのもこの世界だっけ? それから動きが音として、色が苦痛として、触覚が味覚として、なんかそんな交錯した感覚が文字として表現されてて「へー小説ってなんでもやっていいんだな!」ということを学んだ覚えがありますね。なのでいま『キンキンキン』とか『斬斬斬斬斬斬斬斬薙薙薙薙斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬突突』見ても特に何とも。

そんで高校卒業して上京、さらに横浜住みになって。
市役所より先に図書館行って横浜市立図書館カードを get 、本借りて四畳半一間トイレ共同風呂なしアパルトメントの暗い部屋に寝転がって本読んでたまに学校行ってバイトして読み終わったら返してまた借りる、というまさにマインの中の人のような生活を数年してたものの、就職したり何たりで忙しくなってそのうち本や図書館とは疎遠に。そんで今に至る次第。
図書館カード、かれこれ 10 年以上未使用だし失効してると思うんでこの出張終わったら再発行してもらおっと。

『本好きの下剋上』読んでると無性に本読みたくなります。マインに感化されて。
あともしユルゲンシュミットに飛ばされたとき潰しがきかないと大変だから好き嫌いせず色んな本読んでおかなきゃ! とも。
いやほんと面白いんで是非読んで!

B00TKIAMYW 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘 I」
価格:¥923 (2019-06-07 時点)
著者:香月美夜 | 発売日:2015-01-25

本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~