[XIV][※5.0ネタバレ] 反逆者たち

XIV 5.0 のネタバレがあります。

英雄さまと呼ばれるに足る戦果を上げてきたことは理解してる。
まあその裏でけっこうな回数負けてるけど。
でも繰り返し挑戦し最後にはなんとなく勝って来た。そうなんとなく。
……勝てるまでやる。実にヤな英雄さまだ。わたしだったらぜったい関わり合いたくない。
ともあれ、だから、英雄さまと呼ばれるのは致し方ない。
割り切りが大事。いちいち訂正していては話が進まない。

そんなわたしが、この場所では子ども扱いだ。
彼らから見たわたしは、ちいさくて、魔力も少なくて、ひとりでうろうろしてたら真っ先に迷子を疑う、かわいらしい子どもだった。
足もとでめいっぱい見上げるわたしに気付くと、彼らはふんわりとした愛情でわたしを包み、時には怖がられないようにと目線を合わせ、子どもでも判るような簡単な単語で意思を伝えてくれるのだ。

こんなに大きくてやさしい人たちなのに、わたしは。
罪悪感で押しつぶされそうになる。
いっぱい邪魔してごめんなさい、聞きわけのない子でごめんなさい、と泣きたくなる。

せかいをすくうんだ! わたしがやるんだ! とここまできたけれど。
……道に迷って目を潤ませる、おもちゃの剣をかついだごっこ遊びの英雄さまに、いったい何が出来る?

まあそんな感じで、歩いてるだけで泣きたくなってくるアーモロートをとぼとぼと歩き、かつて居たおおきくてやさしい人たちに世界の真実を教えてもらいました。

「わたし」はうまれたとき 7/14 で、第七霊災で 8/14 になって、ラスボス戦直前に 9/14 になったところで ―― エメトセルクが言うところの「あいつ」、ヒュトロダエウスが言うところの「あの人」が。……分かたれた魂の 60% 以上を“統合”しないとダメだった模様。ところで #13 のウヌクアルハイ居るから 14/14 には絶対ならないよね。
そんでこの「あの人」は、おそらくエメトセルクにとって思い入れのある誰かで、おそらく終末の災厄の対応を巡って十四人委員会を抜けたひとり。このひとりとその仲間がハイデリンを呼んだ? のかも。

そして 5.0 ラスボス戦。

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まーた暗暗でした。いまだ暗黒じゃない相方と組んだことありません。

―― だけど、嫌になるくらいしつこいごっこ遊びの英雄さまは、一応、ふたつの世界の子どもたちの代表だ。
そしておとなに反抗するのは、子どもの義務だ。
足りないからって、「なりそこない」と切り捨てられるままでは子どもが廃る。

世界を救うため、再生のため命を差し出したやさしいおとなたちの世界か。
分かたれて、なりそこないで、だからなにひとつ諦めようとしないわがままな子どもたちの世界か。
さあどちらの道が続いていくか。