感想:ヒックとドラゴン
2010/08/08 Sun
流行りの 3D 映画を一度観てみたい。
でも TOHO シネマズでは 3D 作品は +300 円。
普通に観ると 1,800 円 + 300 円で 2,100 円。ここここれは高い!
なので入場料が 1,200 円になるレイト・ナイトショーで何かやってないかニャー、と裏ウィン終わって上映スケジュールを確認したところ、ちょうど『ヒックとドラゴン』が 24:30 から!
正直 3D なら何でも良かったので即その場で席を確保、てってけ映画館へー。
以下感想。
でも TOHO シネマズでは 3D 作品は +300 円。
普通に観ると 1,800 円 + 300 円で 2,100 円。ここここれは高い!
なので入場料が 1,200 円になるレイト・ナイトショーで何かやってないかニャー、と裏ウィン終わって上映スケジュールを確認したところ、ちょうど『ヒックとドラゴン』が 24:30 から!
正直 3D なら何でも良かったので即その場で席を確保、てってけ映画館へー。
以下感想。
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一言、大満足 (゚∀゚)
と言うか今までぼくの観た映画すべてのランキングを作るとして、確実に 10 位以内に入る作品。
ほんと「3D なら何でもいい」とかで観てしまってすみませんでした;;
“おはなし”はジュブナイルの王道。どこをどう切り取ってもお子さま向け。
でもストーリーラインやディテールが非常に“現実的”で、それが大人の鑑賞にも十分堪えうる理由の一つになってると思うのでする。簡単に言えば、嘘っぽくない。
例えばヒックとトゥースの関係。子供には純粋な「友情」、大人には「ギブ・アンド・テイク」がベースと映る。トゥースが尾翼を失ったのはヒックのせいで、ヒックはトゥースに対し当然罪悪感がある。故にヒックは失った翼の代りとなる義翼を作りトゥースを再び空へ送ることで罪滅ぼしをしようとするのだけど、この義翼はトゥースの意思では動かない。……ヒックに操作してもらわないとうまく飛べないのだから、じゃあ背中に乗って動かしてね、となる。トゥースがヒックを背に乗せる理由は“自分が空を飛ぶため”であり、至極単純明快。
またいきなり飛んだりせず、ちゃんと 2 人で飛ぶ練習をかなりやってる、っていうのも○。家族で観に行って、見終わったあとパパが子供に「何事も彼らみたいに練習しないと巧くならないんだよ」と言える! すばらしい!
その飛行練習で失敗ばかりするヒックに対し、トゥースが「しっかりやってよ!」的に耳で /slap するシーンがあって、もーあそこ大好き (*゚∀゚)=3 最初はカンペ見ながら義翼動かしてたヒックが、トラブル後それを投げ捨てて自分のカンで操作し始めるシーンもいいでするね。
3D 。
作品の出来が良すぎて没頭してたし、3D 自体についてはあまり意識できなかったでする。ただ、確かに奥行きは感じられるけど、自然な奥行きではない感じ。レイヤーが複数枚重なってる印象。技術としては『ジョーズ 3』の頃からそんな変わってないんでするねー。
そしていま 3D テレビを各社押してるけど ── これは映画館等の非日常空間でこそ許されるもので、日常ど真ん中のおうちで 3D メガネはちょっと流行らないんじゃないかしら……。
と言うわけでおすすめ。超おすすめ。
個人的には 2010 年 No.1 の作品じゃないかと思うのでする。
2010 年 No.1 もなにも映画ファンに復帰したのついこないだでするけどね!
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