でする?(跡地)

2011/04/07 を以て更新を終了。
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  感想:ちょんまげぷりん

 この作品は TOHO 上大岡ではやってないので TOHO ららぽーと横浜へ。

 さて TOHO ららぽーと横浜は『午前十時の映画祭』開催劇場。スケジュール見たら今は『アマデウス』(1984 年公開)が上映中。

 ……ほう、『アマデウス』。
 小さいころレンタル VHS で見(せられ)て「サリエリかわいそう」と感想を述べた(らしい)『アマデウス』。天才と言う存在をまざまざと見せつけられ凡人としては悶絶するしかない『アマデウス』。その天才の頭の中を覗き見たサリエリの恍惚の表情が忘れられない『アマデウス』。
 『ちょんまげぷりん』まで時間あるし、一般 1,000 円だし、上映時間 181 分(ディレクターズ・カット版)でマイルもがっぽりだし、ついでに『アマデウス』も見ることにー。
 おおヴォルフィー;;

 『午前十時の映画祭』面白いでするね。この先も見たい映画たくさん。『十二人の怒れる男』『ベン・ハー』『アラビアのロレンス』『クレイマー、クレイマー』『ニュー・シネマ・パラダイス』、そして『明日に向かって撃て!』。
 残念ながらぼく映画ランキング 1 位の『大脱走』は既に上映済み。しまったー『大脱走』スクリーンで見たかった-。

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検索等でいらっしゃった方へ。
以下、映画『ちょんまげぷりん』のネタバレを多く含むエントリでする。
場合によってはコメントもネタバレでする。
閲覧にはご注意を。








 安兵衛の「侍っぽくなさ」がリアルだったでするね。
 時代劇などで見るかっちりとしたお侍だけがお侍ではなく、実際のところ(小普請組レベルだと)こんな感じだったんじゃ? と。
 そして安兵衛が道ばたのお地蔵さまに祈った事は ── 今の世にも実に重く。

 ひろ子について。ちょっと衝動的すぎやしないか。
 自身のキャリアアップや子育てのことを鑑みればこの先シングルでやっていくのには限界があると判りそうなもの、なのに「あんたなんか要らない」は選択としてどうか。そこはちゃんと話し合うべきじゃなかったでするかねー。安兵衛に対しても(映画の都合かもだけど)即結論だし。前もそれほど話し合ってなさそう。自分の都合だけで喋ってそうで。まずは貴女がもう少し大人になるべき、と感じた次第。
 とこれ以上ないくらい男視点。

 「江戸時代のお侍が現代に!」という設定はそれだけでコメディだし、現代社会への問いかけにもなる、という事で“素材の良さを活かした”演出。シチュエーションそのままを撮って一切加工してないというか。なので見る人によっては全体が薄味で抑揚がなく、結果物足りなく感じてしまうかも。ぼくはこの薄味が好きだけど。
 例えばこれが(同じく“家族の絆”をテーマの一つとして据える)『カラフル』だと、問いかけの部分になったら BGM やら何やらでがんがん押してくるわけでする。『ちょんまげぷりん』だと押さずにそのままを見せる感じ。

 薄味なのはラストのアクションシーンも同様。芯が通ってるでする。
 でもさすがにアクションまで薄味だとちょっとテンポが悪いと感じてしまい。
 若者たちが出てくるの遅いし(安兵衛が友也を連れて出てくるまで待ってるって)、一度やられて「待たれい!」のあと殿間さんとこにパレットナイフ借りに行くとことか。あのシーンいらなくない……?
 それからあのアクションシーンは「さすがお侍さま!」と観客を感心させる所なのだから(今までが今までなんだし)、もうちょっと格好良い殺陣をつけてあげて欲しかったでするやね。
 一度やられちゃうところもちょっとヘタレ入ってていいんでするけど。

 ぼく評価:★★★☆☆。
 ひろ子に共感できない(男性視点)、で★ 1 つマイナス。
 限りなく★ 4 に近い★ 3 でする。面白かったヨ。
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