でする?(跡地)

2011/04/07 を以て更新を終了。
FFXI / FFXIV / その他ネトゲ・オフゲの blog でした。
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  ヤル気ですともッ!

 2010/06/19 に発売された CAPCOM 巧周氏の新作、DS 『ゴーストトリック』。
 (4 除く)『逆転裁判』シリーズ大好きだし、パズル x ミステリーで目新しいし、もちろん買おうと思ってたんでするけども、日々の忙しさ追われタイミングを逃しそのままになって。発売日の翌週までにポチらないと「……もういいや」ってなっちゃうのでするよね。ゲーマーとしてかなり枯れてきてるぼくでする。
 さてその『ゴーストトリック』が、まだ発売から半年ほどしか経ってないのに iPhone / iPod Touch アプリとして登場、しかもお値段 DS 版の 5,040 円からぐぐっと下がって 1,500 円(第 3 章~最終章までのパック価格)! 逆にこちらが「い、いいの……?」と心配に。携帯ゲーム市場に於ける任天堂 vs. アップルの構図が鮮明になってきた感。果たして任天堂は 3DS で突き放すことが出来るのか! こうご期待。

 さっそく『ゴーストトリック』購入。期間限定で最終章までのパックが 1,200 円。
 それにしても ── iPod Touch でゲーム。個人的ゲームはコントローラーでプレイしたいけど、これも時代の流れでするかね。

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tbp や検索でいらっしゃった方へ。
以下、iPhone / iPod Touch 版『ゴーストトリック』の 
ネタバレを多く含むエントリでする。
ええ、もう、ネタバレですともッ!
閲覧にはご注意をー。






 

 総プレイ時間は 20 時間くらい。
 やーもー久々の「タクシュー節」に大満足 (゚∀゚)
 おはなしは、基本単世界解釈、かつ改変前の記憶を引き継ぐことの出来るタイムリープもの。“誰か”の死の 4 分前に戻り、モノにトリツき、アヤツり、デンワ線を伝って移動し、トリカエたりすることでその死を回避。その過程で得た情報を元に自分の死の真相を追う。

 トリツク → アヤツルのパートはヒントが攻略中ふんだんに出されるので詰まることはないと思うでする。ただ、タマシイの操作に使うデバイスが「指」なため、コアからコアへのレンケツ操作がややストレスかも。特にコアが狭い範囲内に複数あると「そのコアじゃない!」ってムキーとなったり。そしてたいてい時間制限があるシーンだったり。
 
 シナリオ。タクシュー氏独特(だと思う)の「心臓わしづかみ」演出は今回も健在。しかしながらたどり着いた答が若干弱いような気も。確かに伏線は散りばめられており、勘の良い人なら本編中のセリフや第 6 章で気付くと思うけど(実際気付いた)、“彼”がそうだと言われて「なんだって-!」とは正直なところ感じなかったでするね。いやまあカワイイけど。
 でもだったらどう隠せばいいのか。ヒントを出し過ぎるとすぐ見抜かれる、逆に出さなければ推理小説に於ける「今まで登場してなかった人物が犯人でした!」的なモヤモヤ感。……もうちょっとだけ“彼”を本編中に出してあげた方が良かった、のかも? ほんと、あともうちょっとだけ。
 “彼”はそこに偶然通りかかっただけ。そしたら偶然アレが落ちてきた。この不自然なほどの「偶然」の連鎖は、実はそれは「必然」だった、ぶっちゃければ続編への引きなのではないかなー。じゃないとこんな怖いシナリオ書けないような。だってオチが「偶然」でするよ。推理小説を読み続けるのに必要なエネルギーはニンゲンに備わった「必然」を追い求めるココロなのに、最後の最後にハシゴを取り上げるようなヤリカタは書く方にとってはかなり怖い。怖すぎる。そんな怖い中、ここまでのお話を作り上げた巧周氏のチカラに改めて感嘆する次第。

 ぼくクロスレビュー:85 点。
 ぼくの好きなキャラ:センパイことボーズ係官。テンテコの舞をいつでも見れる状態でセーブしてるでする。あともちろんミサイルと、子供リンネと、エイミン。エイミンええ子や……!
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