でする?(跡地)

2011/04/07 を以て更新を終了。
FFXI / FFXIV / その他ネトゲ・オフゲの blog でした。
当ホームページに記載されている会社名・製品名・システム名などは、
各社の登録商標、もしくは商標でする。

  チョコボと踊れ

 ジュノ行きの飛空挺は直前に出てしまい、仕方なく森の区のチョコボ厩舎へ向かったのがそもそもの始まり。
「まいご? 厩舎チョコボが?」
「ええ……」
 厩舎の職員がサルタバルタでチョコボを保護した。これだけならば特に珍しい事でもない。鞍置だし人に慣れてるし、あらかたどこかの飼いチョコボがはぐれてしまったのだろう、と思ってよくよく見ると。これがなんとサンドリア厩舎のチョコボだったと言う。
 二つの大陸と一つの島を縦横無尽に駆けめぐり“お客さま”を降ろしたあとは自身の家まで一直線。そんな厩舎チョコボが迷子とは。
 で、この子をサンドリアへ連れて帰ってもらえまいか。お礼はあちらの厩舎が用意している。「貴方の腕を見込んで」と頼まれれば誰だって悪い気はしない。どのみち暇だし、チョコボ騎乗技術にも多少の矜持を持ってる。なんせ lv.56 になるまで飛空挺乗れなかったでするしね!
 ……思い出してちょっとブルーになる。
 サンドリアのチョコボと言えばコーサー種だけど、この迷子のチョコボは小柄なジェニット種。同じく小柄なタルタルにとって最も乗りやすい種。性格も大人しいみたいで、これならサンドリアまで半日がかりの散歩も気楽に ── 。

   ○

 迷子の Chocobo TT 、ステージ 9 。
 さっそく行くでする。Win → Sand #1 。

最終エリア入:25 分 50 秒
091205_01.jpg
(自己ベスト:28 分 04 秒)
サーバベスト:28 分 04 秒
クライアント:PSX


 ジャグナーの羊が……羊が憎い……(つД⊂) 重なってて 2 連続で引っかかり。……お、おまえらみんなマトンのローストにして四神戦とかでむさぼり食ってやるでする! 毛皮は羊毛毛糸にしてちゃんと巻いてあるのをこんがらからせて裁縫ギルドの Ponono さんにあーあって顔させてやるでする! ムキームキームキー (#゚皿゚)
 でも自己ベスト -3 秒。先日の練習の際に見つけたいくつかのショートカットと、あとエリア境界への最善な飛び込みを地道に重ねた結果でするかね。しかし 27 分代へ到達するにはこれからまだあと 2 秒も削らねばならず。

 そして運命の Win → Sand #2 。

最終エリア入:25 分 48 秒
091205_02.jpg
(自己ベスト:28 分 01 秒)
サーバベスト:28 分 01 秒
クライアント:PSX



 オオオオオヽ(`Д´)ノ

 ……こんな思い切りガッツポーズしたの何年ぶりでするかね (´ω`)
 遂に 27 分代。でももう削れないでする。もう無理でする。きっと。

 Sand → Win。
 あれだけたくさん練習した根渡りを本番で思い切り失敗するとか、ああいかにもぼくらしいでするねーとか思いつつ。

最終エリア入:24 分 38 秒
091205_03.jpg
(自己ベスト:27 分 18 秒)
サーバベスト:22 分 00 秒 (´・∀・`)
クライアント:PSX


 あー……。実はチョコボ移動速度 UP 系食事実装済み? じゃないとエリアチェンジ時間を除いたぼくの総走行タイム 25 分 29 秒 より 3 分 30 秒も速い記録は出せないでするよね。

   ○

「チョコボを届けてくださって有り難うござ……どうしました?」
 半日の道程を駆けてまだ元気なチョコボと、その鞍上でぐったりしてるタルタル。
 ……死ぬかと思った。このチョコボは命令をまるで聞かず、自ら崖縁を走り、細い木の根を渡り、騎手に構わず枝の生い茂る中を(その枝が騎手に当たるのも構わず)突っ切るのだ。
 でも、その目的は明確。
 “とにかく速く”
 このチョコボは走る事それ自体が好きなのだろう。そしてある日ある時、自分がどれだけ速いのかを知りたくなり、その目安としてウィンダスからサンドリアまでのコースを選んだ。あとはサルタで“迷子になった振り”をして乗り手を探す。一羽で走っても良いがタイムが判らない。そこにたまたま現れたのが。
「ぼくだったって事でするか……」
 首を廻したチョコボが軽く笑った気がした。
 
 一週間後。
 ジュノ行きの飛空挺は直前に出てしまい、仕方なく森の区のチョコボ厩舎へ。
 なんだかイヤな予感を感じつつ。
 厩舎の扉を開けると、どこかで見たことのあるジェニット種の、そう言えば一週間前から見えなくなってたピアスの片方を嘴にくわえたチョコボが居て。
「その、先日と同じチョコボがまた迷子になってしまったみたいで……」
FFXI > Chocobo | - | -