でする？（跡地）

　アスキー・メディアワークス社発行、週刊アスキー 6/24 号。169 ページ左下、「なかなか成功しないオンラインゲームの幕引き」と題したコラム。
　以下に引用。

先日、オンラインゲームのセキュリティーに関する勉強会の流れで「結構知れ渡っているんだな」と思った『ファイナルファンタジー 11』の縮小・撤退問題。まだウワサに過ぎない、と銘打っておくけど、世界的には千万アカウントという化け物になった競合の『ワールド・オブ・ウォークラフト（WoW）』に惨敗することになり、FF というブランドに傷をつけないようにどう撤退するのだろうと関心が集まるわけだ。

　「開発に携わる人員がどうやら減っているようだ」というのは噂としても入ってくるし、そもそもひろみちお兄さん自身が限られた人数でやってることを再三公言してるし、また WotG ディスクの内容の薄さやその後の VU からもなんとなく推測できるわけでするけど。
　今の状況でも十分縮小してるように思えるのに、さらに FFXI 撤退の噂がオンラインゲーム業界にはあるらしく。

　2008 年 3 月期決算短信 (PDF) によると、オンラインゲーム事業の営業利益は 58 億 8000 万。確かに前年同期から 13.1% 減ってはいるものの、オンラインゲーム事業そのものに見切りを付ける = 撤退を決断するような数字ではなく。
　するとブランドイメージ？　でも FF はそもそもオフラインゲーム。オンラインゲームの、しかも Blizzard の WoW に惨敗したからと言って傷がつくとも思えないんでするけど。さらに言えば日本で WoW つったって FF のメインターゲットは知らないでするよきっと。世界的に見ればまあ FF の「XI は」ダメだったね、位には受け取られるだろうけど。けどそれは XI 限定のことで。それとも今後 FF をずっとネトゲとしてやってくつもり？
　のでまあ、撤退がもしあるとしたらそれは全く違う理由からだと思うのでするね。それこそ開発陣の大量離反とか。

　あと説明会で和田シャッチョーが「そろそろ次のゲームタイトルにスイッチするタイミング。当期か来年度なのかは見えない」と発言してるので ── これは単に新 MMO の発表が近い → じゃあ FFXI はどうなるの？　というところから発生したものじゃあるまいか。

　ただ Rapture というコードネームで呼ばれる新 MMO をリリースした後の FFXI の開発・運営は当然気になるところ。どの程度の規模で維持し続けていくのか。
　現実として FFXI から得られる利益は年々 10% ほどずつ減ってるわけで、新規さんを開拓できるほどの規模で当たらない限りは「このまま」と言うことに。

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　FFXI の会員数の伸び悩みの原因は WoW とか関係なく、（自身で選択した）クロスプラットフォームとクロスリージョンでするよね。あたかも「WoW に惨敗した」事が理由に挙げられてるでするけども、それこそ結果論じゃないかしら。