1.048596
2009/10/23 Fri
Steins;Gate 、コンプリートクリアしたでする!
Xbox360 ゲーム初の実績 1,000 到達!
以下感想ー。
Xbox360 ゲーム初の実績 1,000 到達!
以下感想ー。
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tbp や検索でいらっしゃった方へ。
以下、Xbox360 『Steins;Gate』 のネタバレ感想でする。
なのでクリア済みの人だけ読むことを許されますでする。
全てはの選択でする。
以下、Xbox360 『Steins;Gate』 のネタバレ感想でする。
なのでクリア済みの人だけ読むことを許されますでする。
全てはの選択でする。
あらすじみたいなもの。
主人公たちは偶然、過去に於ける任意の誰かのケータイやポケベルにメール・数字を送信出来てしまう謎のガジェット『電話レンジ(仮)』を作り上げ、実験と称して過去の改変を試みるわけでする。例えばロト 6 の当せん番号を過去の自分に「絶対当たるから買え!」と送ってみたり。
多世界解釈だと、メールを受け取った過去の自分の行動によって世界が様々に分岐し増殖し拡散するけど、それらの世界はメールを送った側の現在の自分の世界には影響も干渉もしない。現在の自分は事実、過去のとある時点で未来の自分が送ったメールを受け取っていないし、だからロト 6 を買ってない事はすでに確定しているわけで。
ただし Steins;Gate の世界は 1 つ。過去が改変され、結果、今ある現在と決定的な矛盾が生じるならば即座に再構築が行われる。世界自身によって。世界ヤバい。
再構築対象には人間や電子機器の記憶内容も含まれるため、“再構築が行われた”ことは誰にも判らない。のだけど ── 。
主人公の記憶だけはなぜかこの影響を受けない。常に“再構築が行われた”ことを認識でき、再構築前の記憶を、世界が再構築した記憶によって上書きされることもない。本人曰く“リーディング・シュタイナー”。
ところで、過去の改変によって大抵のことは「あったこと」や「なかったこと」に出来るけど、中には多少の改変ではびくともしない、なかなか「あったこと」「なかったこと」に出来ない“結果”がいくつか存在する。
その“結果”に向かって世界は収束する、いわゆるチェック及びターニングポイントの役割を果たしているからで、「必ずその結果に至る世界」を世界線と括る。α世界線、β世界線。
「必ずその結果に至る世界」に於ける、その“結果”こそをクリティカルに改変する場合、世界線からの脱出・移動という表現が使われる。
主人公はβ世界線に存在した。
そこは、とある第三者が死ぬけれど、幼なじみは死なない世界。
そのβ世界線で、主人公は「なかったこと」のはずだったとあることを「あったこと」にしてしまい、結果、α世界線を構築させてしまう。
α世界線は、β世界線では単なる第三者だった女の子が、自分にとってかけがえのない存在となり ── そして幼なじみが死ぬ世界。
幼なじみを死なせまいと、電話レンジ(仮)を改良した記憶を過去へ送るタイムリープマシンを使い、過去の改変を何度も何度も試みるも、幼なじみの死はα世界線の“結果”、収束点で、その改変を世界は頑なに拒むわけでする。
ならばα世界線を構築させるきっけとなった、β世界線で「あったこと」にしてしまった「なかったこと」 ── すなわちα世界線では「あったこと」 ── を、もう一度「なかったこと」にすれば……?
でもそこで気付くわけでする。
β世界線では、α世界線で過ごす内かけがえのない存在となった女の子の死こそがまさに収束点であることを。
○
本人曰くの“リーディング・シュタイナー”が発動、すなわち過去が改変され世界の再構築が行われた瞬間、
こういう、世界線変動率を示すメーターの増減演出がなされるんでするけど、これが毎回ゾクリと来るんでするよねー。これにはニキシー管と言われる放電管が使われてるそうで。んーレトロで実にいい雰囲気。
数値は、α世界線に於ける 2,036 年を 0.000000 として、そこからどれだけ世界線が変動したかを表したもの。ゲームスタート時 1.130426 → β世界線で「なかったこと」を「あったこと」にしてしまってα世界線構築 0.571024 → 実験でロト 6 の当たり番号を過去の自分に送ってみた 0.571015 、とめまぐるしく変動。
世界変動をこうして数値化して見せてくれたのは非常に判りやすかったでするね。それも登場人物から暗に語られるように、0.000000 に近づけば近づくほど世界はヤバい方に向かってる、と言うこともあり。これでどうだ、と過去を改変してみたところがさらに数字が減ってうっわー減ったー (;´д⊂) と。あるときは変動率計測不可能な世界線まで飛んじゃったりして。整数部が表示されない .275349 。だいたいひとつの世界線は 0.000000 - 0.999999 の範囲内にまとまってると思われるので、相対的に 2 ケタくらい離れた世界線に行っちゃったんでするかね。んでそこには電話レンジ(仮)が存在しない世界だから、もう、どうしようもない、という……。もちろんその時点から作れる可能性はあるけれど。
普通ノベルゲームと言えば要所要所で選択肢が出て、選んだ選択肢によって話が進むわけでするけども、Steins;Gate にはそれが一切なくて。なんとケータイ電話の着信に出るかどうか、メールを読むかどうか、いつ読むか、読んだとしてどう返事をするか、で分岐していくんでするよね。はじめわけが判らずずーっと A ボタン押してたでするや。
主人公の厨二病にも意味があったり、ちゃんと各々の記憶の整合性が取られてたり、緻密に作られてるなーという印象。
最近のギャルゲってスゴいんでするね。まさかここまで繊細だとは。
ぼくクロスレビュー:95 点。
ぼくの好きなキャラ:ダルくん。この(将来の)リア充がッ!
ぼくの好きな女の子キャラ:まゆしぃ☆ なのでまゆしぃ☆ END が最後の最後にたった一つ残された可能性世界だと思ってたら ── まだ世界は 2 つも残ってた……!
マーケットプレースで 1.048596 Steins;Gate のその後のエピソード配信とか、続編とかないでするかねー。αでもβでも 2,025 年にオカリンが死んじゃうのは“結果”として決まってるし、Steins;Gate でもそうなるんだと思うんでするよね。それほどβ世界線から離れた変動率ではないし。だからきっとやっぱり何かが待ってると。
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