馬鳥
2010/09/16 Thu
4Gamer.net
>> sqex 、中国 Shanda Games と og 分野の提携を合意
>> FFXIV の独占販売や独立サーバーでの運営も
この発表で、もっさり UI とか、なぜか劣化したカメラの動きとか、クラ落ちとか、コピペ map とか、疲労度とか、クリックゲー的連打バトルとか、重力を感じないモーションとか ── XI で相当の経験値を積み上げてるハズなのにどうしてこんなことになっちゃってるの? と腑に落ちなかった様々な問題点の理由が判った、気がしたでする。……これ、少なくとも UI は中国で作ってるでするよ。
そしてもっさり UI 等で上手く隠されていた「主器」「馬鳥」「食指」等の伏線も一気に回収。質の良い推理小説を読んだあとのような清々しさすら感じたでする。XIV は基本的に中国で作られた、中国人をメインターゲットとしたゲームであり、JP クライアントは CN クライアントを中国人スタッフが日本語(っぽく)翻訳したバージョンである。カタカナの少ない偽中国語なのもそのせい。もうそうとしか思えない (´・ω・`)
イベントログ等は流ちょうな日本語なのに UI 周りと素材名とアビだけ中国語風、ってのがまたリアル。分業感 MAX 。
かの国の法律上、サーバは中国に立てないとならない。
しかし FFXIV はグローバル運営を標榜。
となると取り得る対策は、中国だけ独自サーバとするか、全サーバを中国に立てるか。田中 P のこのツイートによると「日米欧版とは全く異なる別のサービス」とのことで、この時点では中国だけ別サーバ運営であると読み取れるでする。
で、かの国には検閲があり、WoW の骸骨画像が軒並み小麦袋に差し替えられたり、スケルトンが肉付けされたりしてるでする。シナリオも同様、かの国の政府にとって好ましくないとなれば容赦なく変更を迫られる。次の問題はこれらの検閲がこちらのグローバルサーバに影響を与えるのかどうか。
基本的にグローバルサーバ運営は「各リージョン毎にアップデートを行わないでよい」事によるコストダウン効果がメリットである、と数々のインタビューでカミサマ語ってるでする。……しかし今後は中国サーバにだけ別のアップデートパッチを用意せねばならない。それはコストやマンパワー的にどうなんでするかね。
いっそ中国サーバに入る、中国向けのパッチをグローバルサーバに当ててきそうな気も。
あとはサーバプログラムを中国人に渡すことによる超高性能 BOT の登場と(流出しないわけがない)、それらを率いた RMT 業者のグローバルサーバ出張。まあこれはほぼ確定。そして XI の現状を鑑みれば正式サービス前に諦めの境地に至っても仕方なし。
さらにはエミュ鯖にまともな客を取られて早々に中国運営が立ち行かなくなる可能性と、昨今の日中関係から考えて「小日本のゲーム」と見向きもされない可能性。
さあどうなるか。
株も手放したことだし、今後は素直な気持ちで sqex や XIV の未来を見守りたいと思いますでする。
○
ただ、CE 発売前に発表してくれたのは評価。
そのご厚意に甘え、パッケージ購入を考えさせて戴きますでする。
この決断はあまりにも愚かだった! とぼくに思わせるようなゲームを作って下さい。今はそれだけが望みでする。
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