感想:カラフル
2010/08/22 Sun
繰り返し予告編を見るうちに興味がわいてきた『カラフル』。
裏終わったあと、何かやってないかニャーとスケジュール調べたらちょうどその『カラフル』が 1,200 円のナイトショーでやってたのでさっそく見てきたでする。
裏終わったあと、何かやってないかニャーとスケジュール調べたらちょうどその『カラフル』が 1,200 円のナイトショーでやってたのでさっそく見てきたでする。
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検索等でいらっしゃった方へ。
以下、映画『カラフル』のネタバレを多く含むエントリでする。
場合によってはコメントもネタバレでする。
閲覧にはご注意を。
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“ぼく”が何の罪を犯したのか、はきっとすぐ判っちゃうでする。
そこがすぐ判るからその後の展開も同様になんとなく判っちゃうんでするよね。ああなってこうなって、最後はこうだろうなーと。そして実際その通りで。
まあ、そもそも原作は 1998 年の小説、2000 年には実写で映画化済み。なのでもうそこはお約束程度に隠し、別の方向から観客の満足を引きだそう! という割り切った演出に感じたでする。
それが成功しているかどうかは ── どうだろう。ぼくは家族の和解のシーンでぼろぼろ泣いたけど、ぼくはかなりの泣き虫なのでそれを以て「成功してる」とは言えず。
父の強さや母や兄がどれだけ自分の事を思っているかが語られる中、あの理由で家族の提案を蹴っちゃう主人公くんをどうしても理解できない、というのもあるでする。「そんな理由で?」と。
この作品もいわゆる「声優さんじゃないひと」が声を担当するアニメだけど、高橋克美さんと麻生久美子さんはさすがに上手い。“ぼく”とその同級生・後輩陣も違和感なし。特に宮崎あおいさんのお芝居は必聴 (*゚∀゚)=3 本気でイラついたでする。
そしてそんななか、プラプラ (´・ω・`)
彼はどうやら子役さんではないみたいだし、そんな子にお芝居の事を色々言うのも可哀想だとは思うんでするけどね。
まずイントネーションがいちいち気持ち悪い。元々関西弁な子らしいから、標準語をああやって“わざとらしく”喋ることで「ムリヤリ人間語を話してる」感はすごい出てるし、そういう演出なのもよく判るけど ── ちょっとやり過ぎじゃない……? あと 1 人だけ声のテンションが(普通にしてるときも怒ってる時も)常に一定で他が上手いだけに浮いて耳に残るのでする。ひっくるめて“別世界のナニか”であることを強調してるのだとは思うけど。
けど重要な役なんだから、彼のキャリア的にもうちょっと考えてあげても、そしてぼくらのことを考えてくれても、と感じた次第ー。
主人公くんについて、“実際に喋った声”と“心の声”が同じトーンで出てきて、一瞬どっちの声かわかんなくなる箇所あったでするね。父親と釣りに行ったシーン等。
それから中 3 にしては主人公も早乙女くんもガキっぽくないかしら。もうそのトシになったら自転車で競争とか(恥ずかしくて)やんなくね……? 「中 2 でウリやってる子」と「中 3 にもなって自転車で競争しちゃうような子」を同じ映画に同居させる = 本題をより引き立たせるため、かもだけど。
ぼく評価:★★★☆☆。
『青空』はそんな歌じゃないと思うのでする。
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