でする?(跡地)

2011/04/07 を以て更新を終了。
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  感想:東京島&ハナミズキ

 1 日は(神奈川県下に於ける)映画の日で、映画が 1,000 円で見られる日なのだそうで。ぼくの知らない間にそんな日が設定されてたのでするね。
 なので 2 作品。

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検索等でいらっしゃった方へ。
以下、映画『東京島』及び『ハナミズキ』の 
ネタバレを多く含むエントリでする。
場合によってはコメントもネタバレでする。
閲覧にはご注意を。








『東京島』 ぼく評価:★☆☆☆☆

 予告編を見て、『LOST』的な舞台に、“40 代女性 1 人と若いオトコ 16 人”というエッセンスを加え ── それはもうドロドロした人間模様が描かれるんだろうな……! とちょっと期待してたんでするけど。……気持ちよく裏切られたでする。ドロドロどころか、もう、さわやか無人島生活! って感じ。全編緊張感なし。明らかに 2 人殺されてるのに疑心暗鬼に捕らわれたりする様子もナシ。性的な臭いもなし。超健全。

 だいいち無人島だって言うのに次から次にヒト流れ着きすぎ。まあ中国人グループはいいとして、その後なんで女性グループまで流れ着くでするか。そこで“女 1 人”設定が終了しちゃってるし。
 しかも不法投棄船まで定期的に来てるみたいだし、それで 1 人島出てる。
 なんかもう「にぎやかな島ですね!」と言って欲しいとしか。

 清子の他力本願も中途半端。
 もっとオトコ達を操るシーンが欲しかった。
 終盤の展開を考えると、観客に憎まれたままの清子であってはならなかった、というのは判るのでする。それで清子にそれほど憎しみを抱かせないよう全体をマイルドに、でもマイルドにしてはいけない原作をムリにマイルドにしちゃったもんだから、これはもう破綻しない方がおかしいわけで。

 スタッフロールで何かの基金から融資を受けてたし、話題の徳之島が撮影協力としてクレジットされてたし、その辺の事情もあったのかもでするね。ドロドロさせたくても出来ない事情が。

 ラスト。空いてるのはワタナベの席だろうけど、なんで?
 夫をやったのは清子だろうけど(他にいない)、カスカベは誰が?
 ノーヒントの謎がいくつか残っててこれも気持ち悪いのでする。

『ハナミズキ』 ぼく評価:★★☆☆☆

 1996 年から“今”までの 10 年以上を扱う作品だけど、紗枝ちゃんも康平君も芝居があまり変わらない。年相応の成長が感じられないから(「2005 年」等と表示はされるけど)作品のテーマであるはずの年月の重みがイマイチ。
 泣き虫のぼくがこういう、明らかに泣かせに来てる映画で泣けない、って相当なものでする。

 唯一じわり、と来たのはカナダでのニアミスのところ。いったいどう繋ぐんだ、と思ってたらまさかそう繋ぐとは! そこは素直に賞賛。なので★ 1 つ up 。

 漁師ん家の子供として、康平君の船の上での立ち居振る舞いが危なっかしくて見てられなかったでする。自信なさげだし、動き遅いし。
 あと最初の電車での康平君の紗枝ちゃん覗き見シーン、なんで同じ向きに座るの……? 相対するように座れば本読みつつ見れるのに。またその芝居も古くさい。
 漁協がお金を貸してくれなくて切羽詰まる、というのはぼくん家でもあったので、そこはすっごい判るでする。本編とは全然関係ないけど。
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