でする?(跡地)

2011/04/07 を以て更新を終了。
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  感想:バイオIV&BECK

 先行上映の『バイオハザード IV アフターライフ』と、この日から公開の『BECK』を見てきたでする。

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検索等でいらっしゃった方へ。
以下、映画『バイオ IV』及び『BECK』の 
ネタバレを多く含むエントリでする。
場合によってはコメントもネタバレでする。
閲覧にはご注意を。








『バイオハザード IV』 ぼく評価:★★★☆☆

 見始めてから「そりゃそうだわ」と。
 IV なんだから I ~ III 見てないと話のつながりが判らないのは当然。
 なんで東京? なんでたくさん居るの? 超能力? 等々。
 後日バイオファンの知人に問い合わせたところによると、なんでも III で主人公がチート級の能力を手に入れちゃったそうで、まずこれを何とかしないとアリス無双で終わってしまう! ということで序盤のあのシーンになったのだろうと。なんという力業。
 それにしてもウェスカーって頭弱いんでするかね。自分で勝手に操縦席離れて、アリスボコリに夢中になって、それで飛行機富士山に激突って。新喜劇かと。どう考えても笑い所でするよね。

 全体として『マトリックス』を 3D にしたらこうなりますよ、という作品。アクションほぼスロー。弾道もばっちり。ついでにサングラスも。上映時間 97 分だけど、アクションシーンをスローにせず普通に流せば多分 85 分くらいになると思いますでする。
 しかも目新しいアクションなし。銃ぶっ放しながら走るか、ぶっ放しながらスライディングするか、ながら跳ぶか、宙返りするか、バリエーションはそんなくらい。
 おはなしはシリーズものだし、シリーズを通したストーリーラインの一部を切り取って、そこに起承転結をつけた感じ。海外 TV ドラマの手法でするかね。
 キャスト。クレア役のひともどっかで見たなーとずーっともやもやしてて、最後ら辺になってようやく『HEORS』の人だ! と。あとウェントワース・ミラー氏がやっぱり監獄に閉じ込められてたり。狙ってるでするやね。

 これでもかってくらいに 3D だし、アクションはスタイリッシュ(ゆっくりなだけだけど)だし、派手な銃撃戦満載だし、ゲームファン向けのサービスシーンもあり。今は何も考えたくない! ってときに見るといいのじゃないかと思うのでする。
 バンジーのときロープ結びつけた柱ごと爆破しちゃマズイんじゃないの? たくさん飛行機あったのになんでどれに乗るのか判ったの? 等をいちいち言うのも無粋というものでする。

『BECK』 ぼく評価:★★★★☆

 原作ファンなので、キャスティングの感想から。
 竜介◎ / コユキ◎ / サク◎ / 千葉△ / 平△ / 真帆○ / 斉藤さん△ / エディ× / ヨシト◎ / レオン・サイクス△ / ベック×。おおむね違和感なかったでする。特にサクの雰囲気と、ヨシトの一昔前のビジュアル系ボーカルっぷりが最高。
 千葉くんの口調がちょっと乱暴すぎやしないか、とも思ったけど、コミックスの序盤は確かにそんな感じだったでするね。平くんはちょっと大人すぎなのと、向井さん金髪似合ってないのと、『ハナミズキ』のときも思ったけど小道具を持ったお芝居あまり得意じゃない? 『ハナミズキ』はカメラ、『BECK』は背負ったベース、なーんか扱いに慣れてない感じがしたのでする。あと斉藤さんはもっと気持ち悪くないとだめだし、エディはヒゲなんかはやさないし、レオンは迫力不足だし、ベックはつぎはぎじゃないとベックじゃない!(無理)

 ストーリーはグレイトフル・サウンドまでの流れほぼそのまま。劇中のセリフもほぼ同じ。なので面白くないわけがないのでする。
 で、賛否両論のコユキのボーカルは ── まあああ演出するより他ないかなーと。原作者の意向もあっただろうし。ただもっとその間に挿入されるイメージ映像をもっと練って欲しかったでするね。

 バンド組んだ経験はないけど(ヘルプに入ったことは何回か)、練習やライブシーン見て「ああ、あんな感じだったなー」と懐かしく。演奏も(実際に演ってるのかどうかわからないけど)迫力あって○。中でも千葉くんのラップが素晴らしい! ラップバトルも良かった!
 ルシール周りは原作でも設定ちょっとアレだし、原作読んでないとさらに「?」になると思いますでする。

 原作読んでるから抜けてる箇所が自動的に補完され、★ 4 つ。
 コユキの口パクを許せるか否か、がこの映画の全てでするね。許せた上で脳内で補完が可能ならそこそこ、許せないならこれはもう★ 1 つ与えることすら許されない駄作。はっきりしてていいでする。
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