でする？（跡地）

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　『インセプション』でアタマをかなり使ったあと、に観たのが結果的に良かったでする。
アンジェリーナ・ジョリーのアクション、無駄な銃撃戦、無駄な爆発、リアルな設定の上に立つ荒唐無稽なシナリオ、二転三転するストーリー。つまり、「考えるな、感じろ！」な作品。考えたら負け。

　二転三転、は“エージェントもの”のお約束。
　でも普通、主人公の所属というか立ち位置は固定、「誰が敵で誰が味方か判らない」というのが王道。……まさにそこに一転目を持ってきたのは素直に驚いたでする。まあ見てるうちにおかしいな、とは感じてくるものの、でもそうするのにはちゃんとした理由があったし。
　ただ ── 二転目が終わったあたりから主人公の行動の理由がぼやけてくるのでする。『チェンジリング』のお芝居から考えてそれを表現できない女優さんではないし、してたけどぼくが受け取れなかったか、してなかったか。
　そしてまさにこの辺から「勢いで持って行くぞ！」的にシナリオもアクションシーンも派手に。うおおこんなパワープレイ久しぶりに見たでするよ……！
　このパワープレイを「これぞハリウッド！」と楽しめる人向け、でする。きっと。
　終わり方が完璧 2 以降を狙ってるので、是非このテイストを忘れず突っ走って欲しいでするね。

　ぼく評価：★★★☆☆。
　ちなみにぼく評価の内容は ──

★★★★★：見ないと損。1,800 円以上の価値アリ。
★★★★☆：見て損はない。1,800 円の価値アリ。
★★★☆☆：割引の日に見たい。1,800 円だとちょっと。
★★☆☆☆：レンタルでいいかも。
★☆☆☆☆：……見なくていいかも。

　こんな感じでする。

　『踊る 3』は★★☆☆☆、『HTTYD』は★★★★★。