でする?(跡地)

2011/04/07 を以て更新を終了。
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  感想:夏映画4本

 この日の裏活動はお盆休み。
 今や土日の定期コンテンツ参加(と惰性のお金稼ぎ)でしかログインしてないぼく。……くそッ、いつからぼくはこんな腑抜けてしまったんだ……ッ! 頑張ってついて行く、とあの日宣言したではないか! いや ── 今は休憩しているだけなんだきっとそうだ……。思いのほか集団のペースが速く、このままついて行けば潰れてしまう、と判断しいったん止まって足を溜めてる最中なんだ。その時が来ればまた走り出すさ! とか脳内一人芝居を繰り広げつつ余裕で映画館へゴーなわけでする。
 しかも 14 日は映画が 1,000 円で見られる「TOHO シネマズデー(鷹の爪吉田「復唱して下さい。胸がはりさけそうに!」)」だし。なので張り切って 5 作品見てきたでする。『借りぐらしのアリエッティ』→『ベスト・キッド』→『魔法使いの弟子』→『特攻野郎 A チーム(先行上映)』→『ヒックとドラゴン(2 回目)』。

 映画の感想書くのも結構疲れると判ったので短めに。

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検索等でいらっしゃった方へ。
以下、2010 年夏公開の映画のネタバレを多く含むエントリでする。
場合によってはコメントもネタバレでする。
閲覧にはご注意を。







『借りぐらしのアリエッティ』 ぼく評価:★★★☆☆
 
 ハルさんの目的がよく判らなかったでする。
 そこが判らないからどう理解すればいいのかも。
 彼女はアリエッティ達について「どろぼう」と表現してたから、家を守る立場からすれば害虫と同じではあろうけど、それを踏まえるとアリエッティ側が悪役じゃんてなるし。

 それから翔の言葉にも 2 箇所ほど違和感を。正確には覚えてないけど、「君たちは滅び行く運命にある種族」と「キミはぼくの心臓の一部」ってところ。
 前者は(ジブリアニメのお約束として)人間の身勝手さが原因で今このときも動植物が絶滅に向かってるんだよ、的な事を言いたかったのかもだけど ── 少なくともこの作品上では、アリエッティ達が勝手に、しかも何ら対価を払うことなく住み着いてるだけ。人間達に追われて仕方なく、とかそんなのもなかったし。確か。……だとすると、この世界は弱肉強食なんだ、と言うストレートなメッセージ?
 後者は「キミはぼくに勇気をくれた」をヒネったんだろうけど、そんな言葉さらっとは出てこないよねー。

 雨が多いのも気になったでするね。何かというと雨。
 アリエッティ達は床下に住んでる、っていうのもあって何となく湿気を感じたでする。

 コビトから見た人間の世界の異様な姿など、うまく描かれてるなという印象。
 あと ── アリエッティに蟻がたかるところとか見ようによってはグロいよね。

 終わったあと、結局なにが言いたかったの? と。


『ベスト・キッド』 ぼく評価:★★★★☆

 評価は“思い出補正”込み。なければ★ 3 つ。
 140 分の上映時間中、20 分くらい「中国 PR ビデオ」だったような……。
 そもそもカンフーなのに KARATE KID はやっぱりおかしいでするやね。リメイクだからっていうのもあったんだろうけど、アメリカ人にはカラテもカンフーも見分け付かないだろうけど、そこは変えて欲しかったー。

 内容は旧作に忠実。ストーリーもほぼ同じ。違和感もなし。
 師匠役がジャッキーでビッグネームだし見所作らないと、ということで彼についてのエピソードが追加されたのと、主人公やライバルの年齢がぐっと下がったこと。
 そして年齢が下がったことでイジメの陰湿さがより up してたでする。旧作のダニエルは高校生で、もしミヤギに出会わなくても解決法は自身で見つけられたはず。しかし今作のドレは 12 歳で、家と学校が世界の大半で、まだ親離れする年でもない。逃げ道が完全に塞がれちゃってるんでするよね。師匠と出会わなければどうなっていたか。
 ただ年齢が下がったんだから、ラブ要素は要らなかったんじゃないか。たしかに今の子は早熟ではあるけども、かつてベスト・キッドを見たパパとその子供をターゲットにしてるんだろうから、そのパパが困っちゃうような要素は入れるべきじゃなかったかもー。

 旧作の勝負を決めた技は“鶴の構え”からの上段(?)蹴り。下から上へ、の蹴りの軌道が「開放」も表現してたと思うのでする。しかし今作は“コブラの構え”から宙返り、上から下へたたきつける蹴り技。これだと「力でねじ伏せた」ような印象が先に来てしまい。いかにも今の中国っぽいけど、そうじゃないよなーと。
 その後ライバルの少年達が自身の師匠を見限ってジャッキーに礼をするものの、そこに至る心の動きがあまり感じられなかったのも残念。カンフー大会のルールもいまいち判らず。準決勝、怪我してる足を狙うのは常道で別に反則じゃないような……。ホールドして狙ったのがいけなかったんでするかね。


『魔法使いの弟子』 ぼく評価:★★☆☆☆

 主人公が魔法から最も縁遠いように感じられる「物理オタク」という設定は面白かったでする。ただ、その設定を使って活躍したシーンは覚えてる限りで 1 度だけ(厳密に言えば 2 度かもだけど、最後のは魔法込みだし)。もっと使えたんじゃない? と。
 魔法使い同士の追いかけっこなのに、カーチェイス。って魔法の意味ないじゃん! まあ車の形を変えたりはしてるけど……。
 あと魔法の表現がいかにもありきたり。光らせて炎だしときゃいいだろ、的な。正直見飽きたエフェクト。

 ストーリーはすごい普通。ラストもありがちな終わり方。基本的にハッピーエンドなのは○。
 


『特攻野郎 A チーム THE MOVIE』 ぼく評価:★★★☆☆

 思い出補正込み。コレ見てみなぎってこない人は★ 2 つ。
 あとみなぎってくる人はスタッフロール後までちゃんと座ってること。

 ストーリーとしては地下に潜る前、でするかね。出会いから始まってるし。
 この作品のあと再度脱獄して TV シリーズみたいな活動を。

 作戦は基本大佐が立てて、それらは全て成功するんでするけど、最後のだけフェイスが。
 んでこの作戦だけ途中で作戦が崩れてピーンチ。
 作戦立案は大佐で徹底して欲しかったって言うのと、「崩れたように思わせて実は」という演出が良かったなーと。おたおたする A チームなんて A チームじゃない……。
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