[樽飯][神トラ2] 持ってない男

残りハート 1 。ここまで積み重ねた得点は 47 。クリアまであと 3 。
次の球を、振り遅れだろうが何だろうがバットの芯に当てさえすれば 3 点。それでこのステージはクリアだ。ただそれだけのこと。何も難しいことなどないではないか。
そう己に言い聞かせ、いつもの儀式をすませバットを構える。……いつもの儀式が本当に“いつもの”であったかやや自信がない。いやだめだ考えるな!
こちらの気配を察したウルトラマシンのアームが回転を始める。
同時にケムリが。そのレトロな姿を覆い隠すように。
くそッこのケムリだ! こいつに何度も煮え湯を飲まされた。こいつのせいでボールがいつ放られたのか、そしてその軌道、これらが全く判らない!
それでも球種がひとつであればタイミングは取れるが、厄介なことにこのマシンはストレートとカーブを投げてくる。ケムリを抜けてきたボールの位置で球種球速を瞬時に判断しバットを振らねばならない。
しかし。“前 2 球はストレートだった”。……既に私はウルトラマシンの術中に嵌まっていたのだろうと思う。“同じ球を 3 球続けて投げてこないだろう”。私は無意識のうちにカーブを待っていた。
ボールはケムリの中央付近から出てきた。ストレート ―― 。
脳と筋肉が弛緩するのを感じた。これは“もう間に合わない”。
だが、何万何十万何千万と素振りを繰り返した両の腕だけは生きていた。
バットが振られ、鈍い音がバッティングセンターに響く。手のしびれ。かろうじて前に飛んだボール。のち、1 点がコールされる。48 点。
その事実に気付くまでやや時間がかかった。生き残った……!
私以上に、相対するウルトラマシンの方が呆然としてるように見えた。100% 策にはめたはずなのに、当てられた。明らかに動揺している!
コレはチャンスだ。いつもの儀式をすませバットを構える。今度のは本当に“いつもの”儀式だった。
今や立場は完全に逆転した。この場を支配しているのは私だ。あの忌々しいウルトラマシンではない。私なのだ! さあ来い! ストレートだろうがカーブだろうが、イナズマボールだって打ち返してやるッ!

→ 次の球空振って GAME OVER 。
まあ人生そんなドラマティックじゃないよねー。
と言う事でケムリのステージ 5 が未だにクリアできません。

『だるめしスポーツ店』面白いよ! 今さらだけど!

『神トラ 2』、ヘラの塔をクリアしました。まずは力の紋章 get 。
BOSS デグテール懐かしい!

ヘラの塔に向かう途中、アイリンと知り合いに。ベルで呼ぶと任意の風見鶏の所まで連れてってくれるのですが、この子のセリフが実にカワイイ。
鍛冶屋一家のグリもかわいい。上から視点なのがもったいない。

ニンテンドー 3DS|社長が訊く『ゼルダの伝説 神々のトライフォース 2』|Nintendo

実際は皆ナナメってるそうですが。ヘンな世界……。