[XI] 思い出の中でじっとしていてくれ

『FFXI の今後について』と銘打たれた発表会が開催されました。

(1) 最終章シナリオ「ヴァナ・ディールの星唄」を 05 月、08 月、11 月に予定しているメジャーバージョンアップにて各章実装。そしてこの 11 月の VU を以て FFXI の大型アップデートは終了し、2016 年 03 月で PS2 及び Xbox360 のサポートも終了。以降は Windows 版のみで不具合修正対応やバランス調整などのバージョンアップを継続。「ヴァナ・ディール大感謝祭」もやるよ。

事実上のサービス終了宣言。
たしかに UO や EQ など、“もう大型アップデートは来ないけどしかし世界は存在し続けてる” MMO もありますけどね。XI は PS2 でスタートしたんだし、PS2 のサポート終了と同時にヴァナ・ディールも終了! の方が良かったんじゃないかな、と思う次第。キレイだし。

「FFXI」はまだまだ続く! 「ヴァナ・ディール プロジェクト」を解説する - GAME Watch

最終章だという「ヴァナ・ディールの星唄」は素直に楽しみですが。

最終章シナリオ「ヴァナ・ディールの星唄」は、一見、「FFXI」が大団円を迎えるために、全「FFXI」ユーザーをウェルカムバックさせて大勢で楽しむコンテンツと思いきや、実際はそうではなく、重きを置いているのは現役ユーザーをいかに満足させるかだ。

ずっと課金し続けてきた現役ユーザーが“それ”を望んでいるのなら致し方ないけど、最後の最後ってときにそんな感情になりますかね。自分がずっとやってたら「これで最後だしたくさん戻ってきて欲しい、賑わってた頃のヴァナ・ディールを肌で感じて終わりたい」と思いますけど。

引退勢が久々に戻ってきてもすんなり遊べる仕組み、についておぽね氏「まだ言えることは少ないようですが、ちょこっと回答あり」だそうで。はてさて。
復帰したとして「ヴァナ・ディールの星唄」をマトモに遊べるのかどうか、ははっきり言って欲しいところです。無理なら無理でも良いし、Lv.xx からだとこのくらい時間がかかる見込み、でも。

ともあれ、長い間運営お疲れさまでした。
色々ありましたが楽しいゲームでした。
ただ「なお新たなエリアにおける人数制限は 36 人となります」は許さない。

以降、発表 (2)(3) は別ゲーの話でした。

(2) 「ファイナルファンタジーグランドマスターズ」ってタイトルもうちょっと何とかならなかったのか。そりゃまあ“キャラクターと世界観を共有”ってだけで基本的には一般的なスマホゲーだから XI の空気匂わせて「XI やってないと判らないんじゃ?」とか敬遠されたくなかったんだろうけど。
でも世界観共有ってなら、そっからヴァナっぽさを出してくれてもバチは当たらないと思うんですよね。グランドマスターとかそんな単語 XI になかったじゃん。どうせなら「ファイナルファンタジー XI なんちゃら」でも良かったのではないかと。

ただまあ、キャラがころころとカワイイのでプレイはします。AF2 白タルで。
面白ければ課金してあげてもよくってよ? 月 500 円までな!

そして (3)
FFXI の世界を別企業にまるごと譲渡。
しかも絶賛関係が冷え込んでる韓国の企業に。ふむ。
なお開発パートナーであるところの NEXON Korea は過去自社運営ゲームで「独島守護イベント」やってましたね。

松井 P は“そこまでして”ヴァナ・ディールを生かしたかったのか。
そして“そこまでして”生かされたヴァナ・ディールを果たして(大多数のスマホネイティブ世代ではない OSSAN & OBASAN)プレイヤーは望んでいたのか。安楽死の是非。

もしくは「13 年の蓄積をここで切って落とすのは実にもったいない。もうひと稼ぎ出来る。失敗したとしてカネと責任は NEXON 持ちだしwwww」という会社的な判断か。こちらだとしたら ―― FFXI はよほど sqex から嫌われてたんだね、と……。「思い出の中でじっとしていてくれ」など許さぬわ!

わしとかネトウヨなんで NEXON って時点で絶対にプレイしませんが、そもそもスマホで MMO って需要あんの? と思います。……こう言っては何ですが、(3) は 1 年後あたりに白紙化が発表されると予想します。それもかなり高い確率で。