[Film] 『世界侵略 : ロサンゼルス決戦』の感想

映画『世界侵略 : ロサンゼルス決戦』のネタバレを含みます。

10/01 sat に見た映画 5 本目。

世界侵略 : ロサンゼルス決戦 [★★☆☆☆]

『インデペンデンス・デイ』の地上戦版。オチもだいたい同じ。
ほぼ全編エイリアンとのガチバトル。
マシンガンぶっ放して物陰に隠れて、の繰り返し。
また臨場感を出すため兵士たちと同じ動きの中で撮影されており。常時手ブレしてる状態。なので頑張って見なきゃいけない箇所が。とにかく疲れます。

ただ最前線の過酷さは十分伝わってきました。
常に民間人の安全が最優先、と言う部分も。
民間人も含めて人類総力戦(まあそれでも基本は USA だけど)と言った趣の『インデペンデンス・デイ』と比べ、こちらはただもうみんなで「海兵隊万歳!」と叫ぶための作品。アメリカの人達が。
そして「海兵隊万歳!」と叫ばせないといけないから ―― エイリアンがクソ弱い。テクノロジーはあちらが上で無人機により制空権は握られてしまうけど、地上戦ではほぼ互角。実際 2-5 部隊は何度かエイリアンの地上部隊を押し返してる。互角だからそれほど絶望感がない。
エイリアン侵略モノの醍醐味は「このエイリアン強すぎ! もう地球は駄目だ……!」って所からの一発逆転劇だと思うので、そういう意味では物足りない気もします。日本人としては。
このご時世、USA vs. 実在する国(今だと適役は中国か)の戦争映画は中々作れないから敵をエイリアンにしました! エイリアンだから腹かっさばいても OK ! って事なんですかね。

軍曹の少尉に対する「どう命じても良い。ただ決断を」にはしびれましたな。これぞ職業軍人。
あと戦死者の認識番号まで覚えてたところも○。

侵略開始から 24H も経ってないのにどうやってあんなの作ったのか、とか。
なんでそんなところに? とか。
無人機をどうにかしたくらいで戦局ひっくり返るとは到底思えないんだけど、とか。
突っ込み所は多々ありますが、「海兵隊万歳!」で終わりで良いです。