[物欲] ATOK 2012

日本語入力に欠かせないインプットメソッド。
わしがいま使ってるのはジャストシステムの ATOK 2010 ですが、その ATOK の最新版 ATOK 2012 が先日リリースされまして。
果たしてアップグレードするべきか否か、その判断のため無償試用版をインストール。
ちなみに前回のアップグレードは 2006 → 2010 。2006 を 4 年使い続けました。

2012 から新たに搭載される AS エンジン
推測変換自体は 2006 の頃からあったけど、候補が提示されるのは文字入力中のみ。それが 2012 からはさらにパワーアップ、文字確定後にも最適な候補を出してくれるようになった、とのこと。→ 例(GIF アニメ)
……若干鬱陶しい気もしますが、まあ、使い方によっては便利でしょう。
当然 off れます。わしは off です。

推測変換そのものは on 。いちいち辞書登録しなくても候補を出してくれるので非常にラクですな。もうこの機能なしでは生きられなくなってしまいました。長ったらしい単語を短い読みで辞書登録したのは良いけど、その読み自体を忘れてしまい辞書ユーティリティを起動して確認する、なんてな事も一度や二度ではありませんし。

今気付いたんですが、「いちどやにどではありません」、「いちど」を「1度」に変換すると自動的に「にど」が「2度」に。「一度」にすると「二度」に。地味に嬉しい。

この機能は競合の『Google 日本語入力』(サジェスト)や『Baidu IME』(予測変換)にも入ってます。あちらさんはインターネットからコトバを収拾するので旬の言葉に強いのが特徴です。
ATOK 2012 にも「話題になっている新しいキーワードを収集して配信し、自動的にあなたの ATOK に反映するクラウドサービス」という ATOK キーワード Express が新たに入りますが、これは試用版では使えないので評価保留。

ほか、「ブログや Web、自分が作成した過去の文書から取得したデータを解析し、キーワードを抽出して推測変換に表示させることができます」というおまかせキーワードチャージャー・推測候補定期学習機能もあり。わしは仕事でよく見るサイトをいくつかと、ニュースサイトと、“じゅうよん”関連の RSS を登録してます。
ただ配信された RSS から先のリンクについては学習対象外なので、例えば“じゅうよん”の Lodestone TOPICS の「詳しくは『こちら』をご覧ください」など、全文配信じゃないところにはあまり効果を発揮しません。なので“じゅうよん”についてはフォーラムのプロデューサーレター・開発作業中・検証作業中・パッチノート RSS がお勧め。

候補ウィンドウのデザイン切換
個人的ここにもっと力を入れて欲しいのだけどー。背景がカラフルでも別に良いじゃん。あとフォントを直指定できたりとか(MS ゴシック固定モードはあるけど)。ソフトの性質上その辺をいじるのは難しいのか。
2012 では今までのデザイン(標準・クラシック・ミニマル・リバース)に加え、ミニマルをベースにしたスカイブルー・パウダーピンク・カナリアイエロー・メイグリーンの 4 種のカラーバリエーションが追加。長文書いてるとき一時的に気分を変えるのに良いです。

ATOK 2012

わしはよくこのリバース状態で使ってます。
黒背景に白文字でないと長文書けない子なので、そこに白背景の変換ウィンドウが出てくると気が散るのです。

ここまでの試用感。……なかなかいいですな!
アップグレードしましょうそうしましょう。

唯一「うーん」と思ったのは変換候補ウィンドウのサイズ。

ATOK 2010

これ 2010 の推測候補ウィンドウ。小さくて良かったのに。
あと 2010 はここから↓で候補を選べたのですが、2012 だと↓を押すと別ウィンドウに切り替わってしまい。その切り替わりでまた気が散るのです。
不満はそこだけかしら。