作品でどこまでも優しく厳しい世界を見せ、その後にカネとメンツのドロドロ劇。そのどちらにも考察要素盛りだくさん。ファンタジーとリアルの高次元融合を果たした奇跡のメタアニメ『けものフレンズ』。のわしにとっては最終報告。
今回はお騒がせをしまして誠に申し訳ございませんでした、皆様を不安にさせてしまった事をお詫び致します。最終的な報告になりますが、2期を外れる事に関しては覆りませんでした。井上専務と共に皆様のご期待に応える為、精一杯取り組んで参りましたが、力及ばず大変申し訳ございませんでした。
— 福原慶匡 (@fukuhara_ystd) 2017年12月27日
うん知ってた。
3月には2期の依頼があり実制作を続けておりましたが、8月頭にコアメンバーで行われた会議にてヤオヨロズに対して今後続投は無いと明言され、降板を宣言されたと認識しています。私としては突然の通達で、何に対して不満を持たれていたのか要領を得ず困惑していたと言うのが正直な所です。
— 福原慶匡 (@fukuhara_ystd) 2017年12月27日
ヤオヨロズ側の言い分はこう。
これを受けて 31 日放送のニコ生特番で製作委員会のテレ東・細谷 P 曰く、「ビジネス的には引き続きヤオヨロズ制作で行くのが上手くいくのは判ってた。委員会で決まった = 誰かの提案に乗ったと言うこと。その誰かを探しても意味がない。委員会としては最初の発表が全て」
引き続きヤオヨロズに制作を依頼するのがビジネスとして上手くいくのは判ってたし、実際 3 月には依頼を出してるが、その後何らかの事情で降ろさざるを得なくなった。
これはもう、カネじゃなくメンツでしょうね。そもそもカネならストレートに「条件面で折り合わず」と書ける。一発で大多数を納得させられ、かつどちらが悪いのかを永久に曖昧に出来る魔法の文言なのに使わないわけがない。
しかし。……製作委員会はカネ儲けの集団です。基本的にカネが優先されます。今まで通りある程度自由に作らせとけばカネになるのに、監督のサービス精神旺盛な部分やコミケ参加にイチャモン付けてカネ儲けの機会を自ら放棄する、ってのはちょっと考えられない。そもそも今までが今までだったわけでカネはたくさん回収したいでしょう。
さらに。表現者の扱いに慣れてるはずの角川が主幹であれば尚更。彼らの創作意欲の源となる部分にくちばしを突っ込むとも思えない。
なので ―― ヤオヨロズに降りてもらいたいと言ったのもおそらくは表現者。
表現者と表現者の争いになったら金を出して代わりに稼いでもらうしか能のない連中はどっちかに付かねばならなくなりますよねそりゃ。
じゃあヤオヨロズを降ろせる、『けものフレンズ』絡みの表現者って誰? と言うと。
まあ、コンセプトデザインの吉崎氏しかいないんだけど。
もしそうなのであれば逆に納得します。
問題が表現者同士の争いだったら仕方無いよね。非表現者はお手上げです。
だって表現者ってのはそう言うもんです。口で原作は動物だとか、動物ファーストだとか、自分の名前を出したくないだとか、高尚っぽいことを語ってても彼らの最終的な拠り所は「俺様がいちばんすげえから俺様を褒め讃えろ」なので。
間近で「俺様よりすげえ」を見せつけられてイライラしないわけがありません。むしろイライラしない方が表現者として終わってます。
これで二期含め、以降のプロジェクトがコケたら委員会は赤っ恥もいいとこ。
その恥を分散できるのも委員会の良いところですが。
相当気合入れてくるんじゃないでしょうか。カネもヒトも。
がんばって戴きたいですね。
わしはもう興味ないけど⎛´ω`⎞
ネタがないから書いただけで。
CD も BD も売ったし。
コミケ参加者によるとたつき監督は既に新作制作に着手してるそうで。
アイコンがかばんちゃんのままであるとか、絶妙なタイミングで吉崎氏のフォローを切るとか。彼は彼でかなり我が強そうだしね。我の強い者同士が上手くいくわけありません。何でも言いなりになる下請けだと思ってヤオヨロズに依頼したのが間違いだったのです。