映画『日輪の遺産』及び
『インシディアス』のネタバレを若干含みます。
映画が 1,000 円のファーストデイ。
加えていま TOHO シネマズではインターネットでチケット買うと 100 円引き(~ 09/30 マデ)キャンペーン中。なので 900 円。
TOHO 上大岡の上映作品のうち、『仮面ライダーオーズ / 海賊戦隊ゴーカイジャー』には興味なし、この日から公開の『ライフ』は 85 分しかなくてシネマイレージ的に勿体ない(1min = 1pts)、他はフリーパス使って全部見た。
てことで久しぶりに TOHO ららぽーと横浜へ。
日輪の遺産 [★★☆☆☆]
とある若き陸軍将校が極秘任務の命を受けるが、国内の徹底抗戦派や米軍による妨害、仲間の裏切り、さらには協力者として選ばれた多感な少女達の巻き起こす様々トラブルに翻弄されるも、数多の犠牲を払いつつ最後にはとうとう完遂させる! 的なサスペンスムービーかと勝手に思ってましたすみません。
もちろんぜんぜん違います。
極秘任務と言うけど、映像からそういう緊迫感は一切伝わってきませんでした。
トラブルらしいトラブルも起こりません。
友達が貧血、箱落としちゃった、とそのくらいのもんです。
日本はまさに降伏前夜。徹底抗戦を掲げる青年将校らはクーデターを画策。しかしそんな空気からは隔絶され、多摩の山奥で物語は淡々と進みます。
ぶっちゃけ眠くなりました。
玉音放送を聞いた後の少女達の行動。
野口先生(ユースケ・サンタマリア)は一時憲兵隊に連行されるなど、当時の日本では決して許されない非常にモダンな考え方を持っていたと思われます。……その生徒である彼女らには“そんなことやっちゃいけない”と理解していて欲しかった。きっとあの場に級長が居たなら結果は違っていたことでしょう。とても残念です。
結局遺産は米軍に発見されてしまうけど彼女らのおかげでそのままにされたわけだし、あの行動は確かに意味があったのだ。と物語としては納まっており。
少女達の行動とその結果。日本人に対するマッカーサーの抱いた畏れ。……これだけを見ればそれらを「賛美している」とも受け取れます。
終盤。
繰り返し聞かされるあの歌はなんだか不快。
国際競争力の低下や社会不安などから右側に傾きつつある日本ですが、それに警鐘を鳴らす意味合いもあるのかも。
ある面で賛美したり、しかし警鐘を鳴らしたり。こんな時代は左右のバランスが大事だヨ☆ ってことかしら。
あと赤鬼さんはロリコン。
インシディアス [★☆☆☆☆]
海外のホラー映画は(根底にある宗教観の違いなどもあり全然怖くないから)あまり好きではないけど、でも最近のやつはどうだろう? と見てみたんですがー。
やはり同じでした。怖くない。面白くもない。
怖かったのは序盤の、赤ん坊の部屋のシーンくらい。
要するにあのばーちゃんの作戦勝ち、って事でしょうか。
タイトルにも合致するし。
ていうかタイトルの時点で相当ネタバレですな。
それにしてもダメダメですね。せっかく汚名返上のチャンスだったのに。
やっぱ幽霊とか悪魔とか、そう言うのが映像として出てくるホラー作品に“当たり”はありません。
再確認させてくれて有り難うございます。