[Film] 『三銃士』の感想

映画『三銃士』のネタバレを含みます。

ファーストデー 2 本目。
『三銃士 / 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』。2D 。

三銃士 [★★☆☆☆]

考えたら負け、の雰囲気映画。
ストーリーはアレだけど映像とカッコいいセリフとアクションで誤魔化してしまえ! という割り切りが実に清々しい。見終わったあと「で、どういうストーリーだったっけ?」と思い出すのに苦労するくらい何も残らなかったです。
アニメなんかの『三銃士』を期待すると火傷します。

『バイオハザード IV アフターライフ』ではスタイリッシュ(別名スロー)アクションを多用してましたが、今作のアクションは通常スピード。と言っても剣で打ち合うバトルシーンはそう多くはなく。都合 3 回くらい。
また主人公ダルタニアンが剣メインで戦うから、三銃士は銃だのナイフだのを使ってることが多く。まあ見せ方も限られてくるし仕方がないか。同じようなバトル見せられても飽きるし。

セリフがいちいち格好良かったスね。
「オレが若い頃なりたかった自分だ」とか「面倒に巻き込まれろ」とか「全滅してしまう」とか「今日は火曜日だ」とか。ストーリーとかどうでもよくてそれ言わせたかっただけなんじゃないかってくらい。

ミレディ。
ルパン三世に慣れ親しんだジャポネーゼとしては、あそこでシリアスになるのは想定外。峰不二子のようにどこまでもつかみ所なく居て欲しかったですな。どのみちトンデモなんだしハンググライダーで飛んでっても良かった。
単なる敵として終わっちゃったのが残念。

ポルトスにケンカ売るシーンのあの金は何だったのか、とか。
4 人で動かせるんだ? とか。
ロシュフォールが免罪符を持っていた、事にしてなぜああなるのかとか。
考えたら負けなのだけどやっぱり気になります。

続編に色気出してるけどここで終わりで良いんじゃないかな。
これ以上やっても飛行船バトルモノにしかならないよね。