[DQX] パクレ警部の事件簿

DQX 。

アストルティア キャラクターズファイル「パクレ警部の事件簿」

色々酷いとのことでキッズタイム使って 1-3 話通しプレイ。キッズタイム内で終わる話でした。時間余ったのでついでに 105 → 108 限界突破。
以下ネタバレ。

DQX『パクレ警部の事件簿』のネタバレです。

パクレ警部と言えば、警察組織のないオルフェアで“警部”を自称する、ダンダダ団を追い、借金取りに追われ、正義感はあるもののやや思い込みが激しく、ついでに言うと腕っ節もそんな強いわけではなく、アストルティアいち腹黒いフォステイルに銀の丘の扉の中に閉じ込められ、オルフェアの外伝クエストをクリアしないとそのままずっと閉じ込められっぱなし、と言う可哀想かつ残念なおっさんプクリポ。……でした。少なくともわしの知ってるパクレ氏はそうです。

なんと彼、実は ―― アストルティアを含む数多の次元に存在する超常能力者を監視・排除するために創られた『時空監察機関ケイブ』の高次元エージェント、P890 だったのだ! どーん! て言うかプクリポですらなかったよ⎛゚Д゚⎞
P890 氏はアストルティア担当らしく、銀の丘の扉やフォステイルやゴブル砂漠東に落ちた半球体など、アストルティアから逸脱した、もしくはしそうな“誰か”や“何か”の過剰干渉に適宜対応するのが任務。
第 1 話ではフニモニウム ―― おそらくはゴブル砂漠東の半球体を構成する物質と同じ ―― で作られた置物を破壊(したあと主人公が新たにフニモニウム持って来ちゃったけど、まあそれも壊すんでしょう)、のち舐めている間だけ特定の記憶へのアクセスを遮断するという明らかにヤバい『忘却の夢キャンディ』とやらを回収処分。第 2 話では別次元の生命体と接触してしまった一般人からその記憶を消去、当該生命体を元の次元へ送還もしくは処分。……たしかに色々シゴトしてました。
時を渡る主人公も危険因子として排除の対象だったものの、そのチカラは微弱であり、かつアストルティア内に限定されるものであるからか、排除するよりエージェントとして役に立って貰おうと言う判断に至った模様。ただその後「キミは優しすぎるようだ」とこの話は白紙に。
が、特に記憶をいじられた形跡はなく。覚えてて良いって事でしょうね。

おはなしのクオリティとしては ―― 相変わらず「実はウラで世界の均衡を保ってた」とか「実は変装の名人でー」とか、「実は○○」 = キャラを掘り下げることと思ってるようで。元々 3.x シリーズ中に入れるはずだったと聞くトビアス編除き“おはなしの流れはどれも全部同じ”だしいいです。こんなもんでしょう。
じゃあ何が問題か。

(1) キャラクターズファイルと言いつつ、我々の知らない新キャラが出てきた。
(2) 4.x は『世界の滅びを食い止めるべく時を渡る』というストーリー。そんで時を渡れるのは主人公やその父親などわずか数名。自分がやるしかないのだから、改変させてもらえない悲しい歴史を強制的に見せられ毎度心を折られそうになりながらも歯を食いしばって必死に戦ってきたわけです。……なのに『時空監察機関ケイブ』とか、上位の存在が出てきちゃったー⎛゚Д゚⎞ 4.x ストーリーがこの時点で一気に茶番に。ストレートに萎える。

無理くり考察すると ―― 『時空監察機関ケイブ』は“他次元(へ|から)の過剰干渉”に対応する組織であり、因果関係がひとつの次元内にとどまる限りエージェントは介入しないし、してはならないし、「興味が無い」。
例えばネルゲル、マデサゴーラ、ナドラガ。もし主人公がいなかったら確実にアストルティアを悲劇的な結末に追い込んだだろうけど、それが他の次元に影響するかと言われたら否。アストルティアから逸脱してはいない。
4.x のストーリーについても同様。なんか時渡りがびょんびょん飛び回ってるけど、他の次元に影響しないのでスルー安定。
その次元の滅ぶ要因がその次元にあるのなら、それはその次元の運命であり、仕方のないこと。
上位も上位、アストルティアの神様よりも上の存在。上位すぎて理解不能。本来、人間が認知し得ない存在。
なので「無視してもらえるのでは?」として作られた空気設定ではないかな、というのがわし予想。
であれば ――

「アストルティア内に存在する何者か、由来する何らかによってアストルティアそのものがどうなろうと、それはワガハイの関知するところではない」

的なことを言わせて欲しかったかなー。
そうすれば“ああコイツは地べたを這いずり回って生きる我々の事なんて一切眼中に無いんだな”と判る。そこに至り、コレは我々が認知しようとしてはいけない、神と呼ばれる数式と同じ存在となり、そこでようやく無視が出来ます。無視させたいんならそこまで徹底して欲しかったー。

……で、パクレ警部どこ行ったの?