[夏] 原稿用紙は消え去るべき

原稿用紙が大嫌いです。
タイトルは三マス空けろだの、段落はじめは一マス下げろだの、語尾は統一しろだの、禁則処理しろだの、〇枚以上書けだの。

 「会話文て、常に文頭一マス空けてカギカッコなの?」
「それとも下げないでいいの?」
「会話文が二行になるときは
 二行目以降を一マス空けるの?
 ていうかこのルール初めて知ったんだけどまじ?」

ひとによって、ひどいときには先生によってバラバラ。

「会話文の最後はカギカッコだけでいいのかな」
「それとも句点+カギカッコなのかな。」

他にも、‥なのか…なのか。
数は…なのか……なのか。
―― はどうか。

ええやんそんなん自由に書かせろや! って原稿用紙見るたび思います。
こんなどうでもいいルールが先にあるから「どうやって書いていいか分からない」になるんだ!
……と言うことを妹ちゃんの作文の宿題見つつ思う次第です。

ところでわしがまだかわいいショタっ子だったとある夏の日、読書感想文でマス目を埋めねばならないという拷問にどうしても耐えられなくなって、ひゃっはーうずまきだあ! と渦巻き状に書いて提出したところめっちゃ怒られました。なおちゃんと縦書きに直された本文は何かの賞取ったのでクオリティは良かったはずなのに。理不尽だ。あまりにも理不尽だ。
しかし弊社キッズたちにはそんな悲しい思いをして欲しくありません。普通に教えます。

とりあえず原稿用紙は見ないようにして、まずらくがき帳とかに好きなように書いて、そこから組み上げていく感じでどうか、と。

つまり夏休みだって事です。