[XIV] 4.0メインクエ感想

XIV 4.0 メインクエのネタバレを含みます。

アーリーから数えて 10 日で 4.0 クリア。
『蒼天』と同じく新作 RPG 1 本分。JP の作る MMO の拡張はなぜかスッカスカになっていくものなのに“キープした”という事をまず賞賛したい。
以下電撃インタビューより。

 北米のツアー初日には、“『蒼天のイシュガルド』は新しいゲーム 1 本分だったのに対して、『紅蓮のリベレーター』はアジャストや変更が多いですね”みたいなことを言われたこともありました。僕としては、拡張パッケージである以上『蒼天のイシュガルド』のボリュームはあって当然だと思っているので、そこは 3 カ国のファンフェスを通してずいぶんお伝えしてきたので大丈夫かな、と思って説明を端折ったのですが……そこをあまり認識してくれてなくて。

 “『蒼天のイシュガルド』を超えるボリュームは当然すでにあるし、僕はそんなところをアピールするつもりがなかったです”って言ったら、メディアさん“えっ?”って(笑)。やっぱりキチンとそこから話さないとダメなんだ、と少し戸惑いました。

しかし吉 P にとっては当たり前のことだと。それが心強い。

内容も引き続きクオリティ高かった。止め時が見つからない → ID 開放後のシャキ待ちでようやく一息、の連続。タンクだったら即シャキでヤバかったかもしれません。
全体的な構成も、『序盤でラスボスにフルボッコされるも、旅を経て強くなり、そして最後には勝つ』という王道中の王道。シナリオ屋さん的に王道回帰の流れが来ているのかも。
『蒼天』でも好評だったロードムービー展開。しかし今回は仲間の入れ替わりが激しく、思い返そうとした時“あれあの場面の同行者って誰だったっけ?”となる事も。この部分についてはちょっと入れ替わり多すぎないかと。

そして物語のキモと言える、リセの精神的成長。
……が、正直弱い (´・ω・`) て言うか彼女なんか成長した……? リセが解放軍を率いる、ってなったとき「えっなんで?」と思わず口に出したくらい。まあリセ含めアラミゴ方面の引きが弱いってのは『紅蓮』前から言われてたことなんですけどね。結局旧 XIV から続く弱さはカバー出来ず。敵役、フォルドラとゼノスのキャラで無理矢理引っ張った感あります。リセよりフォルドラに共感する人多いんではなかろうか。

ドマ 25 年、アラミゴ 20 年が 1 パッチで解放。早い。
これは総督がゼノスだったからこそでしょうね。ある意味千載一遇のチャンスでもあったと言えます。だって彼統治とか興味なさそうだし。もっと“普通の”軍団長が来ていたらこうはいかなかったハズ。
そのゼノス。昨日も書いたけど、ヒカセンもやってることは変わらないな、と共感出来ました。道中の選択肢も「次は勝つ」とか「戦えればそれで良い」とかなんかそんなの選んできたし!

アジムステップ入ってからのおはなしがもう。“アラミゴ・ドマ解放のための戦い”という大きな流れの中のアクセントとして最高でした。喋らないケスティル族、全てを神託で決するモル族、馬 = 俺の嫁のゴロ族、会話のやりとりが難しいウリエンジェと仲良くなれそうなオロニル族長兄の余輩さん(て言うか名前覚えてない)、ドタール族の死生観。音楽も相まってここは本当に旅してる気分に浸れました。
アジムステップには『ダタクの旅』という一部族と行動を共にする連続 F.A.T.E. もあり。この F.A.T.E. 完走したいんだけどインスタンスで人バラけてるしなかなか。
サブクエも秀逸。ひとつひとつちゃんと丁寧に書かれてます。もちろんアジムステップだけではないのですが、ここは特にある種、異様とも言える価値観と出会う土地であるためかなり気を遣って書かれてる印象。

最後。大型新人さン…… (゚∀゚)
いいのかそれで。いやいいならいいけど。

とまあ、ストーリーに関しては文句なし、とてもとても楽しめました。★ 5 付けます。ストーリーだけなら、ですけども。
ジョブ調整は、うん、まあ。
また 4.x で地道に調整していくのでしょう。