でする?(跡地)

2011/04/07 を以て更新を終了。
FFXI / FFXIV / その他ネトゲ・オフゲの blog でした。
当ホームページに記載されている会社名・製品名・システム名などは、
各社の登録商標、もしくは商標でする。

  Xbox360版MHF

 この日開催された CAPCOM x Microsoft 共催プレス向け発表会「CAPCOM Title Premiere for Xbox 360」にて Xbox360 版 MHF のリリースが発表。
 大塚氏の blog によると ──

○内容は PC 版と同一。
○月額課金制。ハンターライフコース(30 日)が 1,400 円。Xbox Live ゴールドメンバーシップの料金含む。
○ 2010 年 5 月からクローズドβテスト開始。
○ 2010 年夏にパッケージ発売。30 日クーポン、アイテムなど特典付。
○独自サーバー、HR1 ~。
○シーズン 8.5 。
○パッケージ発売から 2 週間は“オープンβ”期間、パッケージ購入者は無料。
○メゼポルタ広場に人が集まり、そこからクエストに。

 基本料金は PC 版と同じ 1,400 円 / 30 日だけど、これには Xbox Live のゴールドメンバーシップ(819 円相当)が含まれるとのこと。既に 3 ヶ月 or 12 ヶ月のゴールドメンバーシップを適用済みの場合どうなるんでするかね。1,000 円くらいにディスカウントされないと Live に対し二重に金払ってるってことに。
 ともあれ MHF をプレイし続ける限り新たにゴールドメンバーシップを買い足さなくても良くなる、と。
 ただ MHF はハイブリッド課金。買わないと激しく不便なエクストラコース(600 円)やら 72 時間限定追加クエ受領権(980 円)やらゲーム内アイテム(300 ~ 2,400 円)やら、果ては本編にはあまり関係ないマイトレプーギー服(500 円)やらキャラのイメチェン代(400 円)なんかでがっつりと搾取されると思いますでする。この辺の支払いはゲイツポイントかなー。

 海外では売れてるけど国内では全く売れてない Xbox360 x 国内では人気だけど海外では全く人気のない MH 。一見全く意味のない組み合わせ。これは MS の全面バックアップを得て海外でも MH を売りたい CAPCOM とよそのゲーム機のフランチャイズを 1 つでも多く引っ張ってきたい MS の思惑が一致したってことでするかね。MHF なら既に PC 版があるから移植も簡単、両社共にそれほどカネをかけないでも済む。こんなサイトまで作ってるし


左手


 ところで Xbox360 のコントローラーだとこの持ち方が出来ないでするよね。左スティックと十字キーの位置が逆だし。弓とか特に大変でする。プレイするならキーボード併用が前提になりそう。

 あとは狙い通り海外で売れてくれるかどうか。売れれば MH4 を(PS3 とのマルチは当然として)Xbox360 に、もアリかもしれず。この MHF 自体既に PS3 版準備済みだとは思うんでするけどね。
 海外で MH シリーズを売るには ── ボウガンを強化して主観視点を導入、FPS ライクに戦えるようにすること、かなー。

 まあ、やんないんでするけどね。
 だってとっくに引退済みだし……。


 ところで特命課、ほかに何引っ張ってくるつもりなんでするかね。
 FFXIV はおそらく確定として、FEZ とか(これは重すぎてゲームにならない気も)、レベルファイブの TFLO の復活とか、そうじゃなくても例えば FANTASY LIFE とか、プロジェクト終了となったネクソンのマビノギの復活とか?
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  R2

4Gamer.net
>> 運営チームが語る、「R2」の変更点と将来


 ここまで容赦のないインタビューは始めてなのでご紹介。まあ“演出”もある程度入っているとは思いますでするけどね。だって普通こんなインタビューしてたらもう二度と受けてくれないわけだし
 まずタイトルからしてセンセーショナル。「なんでサービスをやめないんですか?」
 R2 は PK あり、loot(やられたらアイテムを取られる)あり、攻城戦あり、という韓国産 MMO の王道みたいなゲーム。イコール日本人にこれでもかって位ウケない要素ばっかりなので早々にサービス終わるだろうな、と予想してたでする。で案の定 BOT が野放しであるとか課金アイテムが高すぎるとか運営が全く仕事してないとかで端から見ても判るぐだぐだ具合。
 なのに、いきなり「R2 -Reunion-」としてサービスを改善しリスタートすると告知。……今までダンマリだったのにいきなり「これから頑張る><」言われてもちょっと信じられないよネー、という流れでのインタビューでする。

4Gamer:今まで対応してこなかったのに、なぜ急に?
松本氏:今年の 4 月の段階から問題は認識していた。しかし根深い問題で、どれも対策に時間がかかってしまったというのが正直な答え。
4Gamer:時間が、と言うが、4 月に認識していて今 12 月。時間かかりすぎじゃないか。

 時間がかかるのは仕方がないと思うんでするよね。でも ──

4Gamer:もし本当に 4 月から問題を認識していたのなら、なにがしかの形でアピールしてもよかったんじゃないか。何も発表がない=何も動いていない、と同義。
4Gamer: JP のパブリッシャはどこもそう。「ちゃんとしたことやらなきゃ。だからまだ言えない」。でも言わなきゃ、何を認識し、何を問題視し、何をやろうとしているのかさえ伝わらないと思うが。

 全く持って同意。例えば MHF の杉浦氏がこないだ言ってたけど、「運営として当たり前のこと」だの「評価はお客様がする」だのは、一見なんとなく芯の通ってそうな発言だけど ── 要するに言わないことで己の逃げ道を作ってるだけかと。『自分は何も言ってはいない』でいくらでも責任から逃げられる。それはサービス運営者として(あくまでぼくには)覚悟が足らないと映るし、だいいち卑怯でする。
 そしてサービス開始からの数年間は開発部便りなどで「何を認識し、何を問題視し、何をやろうとしているのか」を定期的に、かつ優しく我々に語り聞かせてくれていた FFXI のカミサマも、最近はほとんど無言。公式サイトを 1 ヶ月以上放置することもざら。STF による対処告知も Topics から消えて久しく。時々受けるメディアによるインタビューくらいでしかカミサマの頭の中を推し量る術はなし。嗚呼ヴァナ・ディールをこよなく愛するぼくらはこんなにもカミサマの事を知ろうと努力しているというのに!
 …… 1 ヶ月に 1 度でいいからカミサマ直々の何らかの言葉が欲しいでするや。それだけの手間でまだ XI は戦えると思うのでする。何考えてるのかサッパリ判らないカミサマに付き合うのもそろそろ限界、ってユーザーは多いかと。
 ToAU まではロードマップが出されてて、少なくとも「カミサマが何やってるのか」は判った。そしてそこまではまだ有効会員数 50 万と言えていた。カミサマの沈黙も人口減の一要因じゃないかと思ったり。

松本氏:もともと考えていた、刺激がすごいとかプレイヤー同士の戦いで盛り上がるとか、そういうものが多くのプレイヤーに受け入れられなかったということを認識したので、素直に考えを改め、がらりと変えて再度提供させていただくことにした。

 逆になぜ「受け入れられる」と考えたのか……。

 正直に言うと「R2」に関してはもう何をやっても無理だと思うのでするね。素直にサービス止めた方が。持ってくるゲームも間違ってるし、対策もズレてるものが多く。R2 は古き良き対人のギスギス感「だけ」のゲームだったのに、そこをマイルドにしてしまってはもう他ゲームとほとんど変わらない。じゃあ他のゲームするよね……。
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  UOのおもいで

 かつてプレイしていた UO で『懐かしのブリタニア 2009』キャンペーンが開始となったらしく。

○本キャンペーン期間中は休止中のアカウントを使用し、無料で UO をプレイできる。
○「宝珠の守人」拡張まで提供される。
○期間は 2009/09/22 tue ~ 2009/10/16 fri 。

 ほほうそれは懐かしい。じゃあちょっとやってみるべかー、とアカウント残ってるかどうか調べてみたら全部消えてて使えず。残念。
 まあぼくのアカウントは「ルネッサンス・エディション」 ── 世界がトランメル(※ PK や loot ・ PvP 要素の無い世界)とフェルッカ(※ PK ・ PvP上等)に分かれた頃 ── 辺りで止まってる = 2000 年 9 月発売 = つまり 9 年前なわけでする。そりゃ消えるでするよねー。しみじみ。
 その後もしばらくは家のリフレッシュ(※あまりに放置すると家が腐っちゃうのでするね)目的で課金してたけどそれにも疲れて財産の形見分けして完全終了。
 時代の流れや、その頃のプレイ人口からどう考えても土地が足らない、という事情があったのは理解するのでするけど。その“世界が分かたれた”ことでやる気がなくなっちゃったのもまた事実。
 どうでもいいでするけど Sage Sundi 氏が UO から卒業した、というかスクウェアから引き抜かれたのも確か同じ頃。

 元々のキャラでは歩き回れないけど、いま 14 日間の無料期間があるらしく。
 そっちの方でちまちまやってみるでする。
 ここでついでに SS 載っけるつもりだったのに SA クライアントのアップデート終わらない! しまった古き良き 2D クライアントでやれば良かったか……。


 以下 UO のころのぼく。
 裏では PKer ギルドの下っ端として働きつつ、表の顔は不動産屋。複数の家・ラージブリック・ 2 階建てを所有しての不動産屋プレイ。その頃はもう Yamato (※ FFXI で言うワールド名みたいなもの)に新たに家を建てる土地なんか残っておらず、ユーザー間での売買が主流だったのでするね。
 一番小さい家の証書がたしか 5 万ゴールド前後で、土地があればそれで家を建てられるんでするけど土地がないから、既に建ってる家を誰かから買うしかない、と。
 建て売り価格は平均して 50 万ゴールドだったでするかね。立地が良かったりすると 100 万超。さらに 2 階建てとかになるともう、正直ゴールドで買えることの方が稀。要するに RMT で、しかも 10 万以上出さないと無理! とかそんなレベル。立地最悪の寒冷地ラージブリックが 2,000 万ゴールドだったかなー?
 暇があれば不動産の売買掲示板に張り付いて「これは!」という物件に即入札。鉱山近くの家を買い取ってパブリックフォージ(※採掘で得た鉱石は製錬しないと使い物にならない。その為の施設を整え、誰でも使っていいよ、と解放状態にした家のこと)にしたり、森の中の家は休憩所、立地のいい家は生産 7GM も持ってたし自社ブランドの防具販売店。
 そうして物件を確保しておいて、ある程度まとまった土地を見つけ、そこの家々の住人に手持ちの物件と交換しない? と持ちかけるわけでする。このへん PKer 出るから危ないよ? と予め PKer のメインキャラで周辺をうろうろして悪い噂を立てておくのも忘れずに。
 それで土地を確保し、さらに大きい物件に建て替え、それをまた売る。
 ……これを繰り返して、いずれは砦を、城を! と頑張ったんでするけどねー。塔が限界だったでする。

 そんな昔話。
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  うんえいのおしごと3

 事前インタビューで我々の Sage Sundi 氏にケンカ売ってきた MHF 運営プロデューサー、杉浦一徳氏の講演。
 MHF のキャラ数は 2009/01/07 、サービスインから 1 年半の時点で 100 万だそうで。いまだと 130 万くらい? 開始 4 ヶ月で 50 万 → 18 ヶ月で 100 万、この 9 ヶ月間同じペースで増えてたとして。但しこれは累計の数。既に存在しないキャラ(例えばミッキー)もカウント。
 FFXI も同じく 1 年半で 100 万キャラ → (from Internet Archive)。但し会員数は 50 万で、倉庫キャラ必須のゲームデザイン。
 なんとなく良い勝負。

GAME Watch
>> MHF のビジネス概論


 他社オンラインゲームポータルサイトへのチャネリングに関する話は興味深いでするね。「モンスターハンター」というフランチャイズを他社に貸すに至った経緯。よくもまあ上が OK を出したものだと……。
 あとネットカフェ展開。テクノブラッドが仲介するコンテンツ中でシェア 1 位だそうで。たしかに 1 位でするね。FFXI は 15 位。まあネットカフェで延々やり続けるようなタイトルじゃないし、明らかに場違い。そう言えばこないだネットカフェから繋ぐとスペシャルバトルに挑める! って告知出てたでするね。「放置すんなぼけ」ってテクノブラッドから突き上げがあったのかどうなのか。
 ところで氏のネットカフェに対する期待は少々大きすぎると思うのでする。この辺の手法は妙に韓国っぽいなーと。NCJ での経験?

まず杉浦氏は、「従来の MMO と『MHF』では、やり方がずいぶん違うと思う。カプコンにはゲームマスター(GM)は存在しないし、その単語も使わないようにしている」と述べ、その理由を 7 点挙げた。

 さあほらまたケンカ売ってきたでするよ! 気合入ってるでするね!
 上から 5 つはほぼ同意。権限とイメージの問題なんかはまさにいまの FFXI そのまんま。組織の問題については ── GM を「レフェリー」にするか「コンビニのバイト店員」にするか、そのレベルの話かと。

またユーザーへの基本姿勢として、決してユーザーを馬鹿にしないということを挙げた。「心で思うのはともかく、口に出したり文章化してはいけない。お客様を軽視する発言はどんどん広がっていく」とした。

 ぼくの記憶が正しければサービスイン当初かなり馬鹿にしまくってたでするけど。それでぼく止めたんだし。
 で、Sage Sundi 氏はこの部分がちょっと。講演で本当に「プチ・プロデューサー化したコアゲーマー」とか言ったんだとすればそれはどうか。

「基本無料のゲームにはガチャガチャが多いが、当たりが 1% 、あるいは 0.1% という話も聞く。10 万円つぎ込んでも当たらないという状況も起きてしまうし、それがお客様から発せられた時にゲームのブランドを損なう可能性がある」と、安易なアイテム課金ビジネスの危険性を指摘した。

 え……っ?

 全体的に同意できる内容。
 MHF の運営は定期的に「運営レポート」を出してて、ここは止めた今でもすごく評価するのでする。最近ちょっとテンプレート化してるけど。それでも運営が何をやってるのか判る、というのは信頼と安心につながるかと。FFXI でやろうとすると 4 言語だし、即却下される案件だろうけど。
 でもやって欲しいでするねえ。FFXI の運営は存在するかどうかも曖昧なんだし。
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  GDC2008

 GDC2008 の気になったセッション。
 以下、引用した記事は全て 4Gamer.net より。


[GDC2008 #09]
メーカー公認 RMT 業者「Live Gamer」が、
自社サービスの安全性と意義を語る


 SOE の公式 RMT 仲介サービス Station Exchange の事業譲渡先でするね。
 EQII は現状、通常の(RMT 禁止)サーバ x 23 と、この Exchange が可能なサーバ x 2 で運営がなされてる模様。ただ ── Station Exchange の導入 1 年後に発表された白書によると、Station Exchange の登場以前と以降で(RMT 禁止サーバ上に於ける) RMT が減った、という事実はないようでするけどー。まあそこは資料が古いのでなんとも言えないところ。

 そんな外部 RMT 企業によるセッションなものの ── あまり大したこと言ってないでするね。「RMT はなくならない。なくならないならいっそ」というこれまで何度も聞いた話の繰り返し。それに対する「売り手がチート・BOT 使いのファーマーでないとは言い切れない」もまた同じ。
 しかしながら、それでもこれまでは「カミサマが自ら」やってた。RMT を許容するシステムを構築し、経済動向を常に監視しつつ、慎重にサポートを行ってきたからこそこれまで大きな問題もなかったのだとぼくは思ってるんでするけど、これを今後外部企業にライセンスするとおっしゃる。……極端な例でするけど、そのライセンスした先がゲーム内のとあるアイテムについて独自に手数料を無料にするなどのキャンペーンを行い、結果そのアイテムの価値をコントロールしたりも十分可能なわけで。カミサマでもプレイヤーでもない第三者がゲーム内経済をコントロール出来てしまうのはどうなのか。
 是非は置いておくとして、その辺ひっくるめて「どうなるか」に興味があるでする。

 あと売買の対象となるキャラ・アイテムなどの所有権についても。
 曰く、それらの所有権について、これがプレイヤーにあるとは絶対に言うな。


[GDC2008 #14]
Blizzard はこうしてヒットタイトルを作ってきた。
Rob Pardo 氏によるマルチプレイゲーム制作のルール


プレイヤーは絶対にメーカーの思う通りにはいかないのだ。バランス調整に失敗して「必勝の戦術」らしきものを作られてしまっても、必ずどこからかカウンター戦術が編み出されるなど、プレイヤーはメーカーの上手をいくことがしばしばあるのだ。以上の話から、マルチプレイの難しさを知ったうえでプレイヤーを信頼する楽観を持っていることが、Blizzard をここまで成功させてきたのではないかと思ったりなんかした筆者なのである。

 FFXI ではプレイヤーの発想にカミサマの方がついて行けてないでするよね。横だま、忍盾、今だと赤盾もそう。んで、もうついて行けないから、プレイヤーに発想の余地を与えない悲観的な調整に終始してる印象。両手武器の再調整とか、学者とか。
 もっと思い切ってやってもいいんじゃないか、とは常々思うのでする。「試しに入れてみた! どうよ!」的に。両手武器の 1 度目の調整みたく。
 まあ、主に売る市場の国民性とか、FFXI はクロスプラットフォーム・リージョンで他より工程数多いとか、PS2・Xbox360 だとアップデートのたびにそれぞれのプラットフォーマーにお金払わなきゃいけないから出来ればそう多く修正したくないとか(Xbox はそうらしいでする。PS2 は不明なもののおそらく同様かと)、そうなったのは様々な要因が絡み合った結果であろうとは思うんでするけどね。
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